メーターとの絆で成長
続編となる「カーズ2」は、その5年後の2011年7月に公開。順調に勝利を重ねて、「ピストン・カップ」で4度の優勝を果たしたマックィーンは、「ワールド・グランプリ」に招待される。バイオ燃料「アリノール」の有効性を伝えるイベントにもなっていて、なんだかスパイ的な要素も盛り込まれるストーリーになっていた。「2」でのマックィーンを成長させたのは、メーターのおかげと言える。ラジエーター・スプリングスを離れて、浮き足立っているメーターのことを恥ずかしく思ったり、キツく叱ったり。でも、反省もしたり。レース外でのメーターの活躍もあって、友情の絆が深まった分、マックィーンも成長できたようだ。
そして3作目が2017年公開の「カーズ/クロスロード」。これは1作目の「カーズ」をまるで逆の視点から見ているような作品となっていた。1作目でスーパールーキーとして登場したマックィーンはベテランたちに引導を渡す役割だったが、この作品では新世代ルーキーの台頭によって、“引退”と向き合わざるを得ない状況に。新たなスーパールーキー、ジャクソン・ストームにとってマックィーンは過去の人、いや過去の車。焦る気持ちが災いして、壁に激突して大クラッシュを起こしてしまう。
誰かに教えながら自分も教わる
クルーズ・ラミレスというトレーナーによる「再生プロジェクト」を開始するが、天才レーサーとしてのプライドからか素直に訓練を受けられない。そんなところは変われてない部分なのかも。しかし、訓練を受けているはずが、慣れない砂浜での走行に苦戦しているクルーズにアドバイスをするなど、立場が逆転する場面も増え、結果的にお互いに“教えながら教わる”という相乗効果が生まれた。
1作目ではハドソンからたくさんのことを教わったが、3作目ではマックィーンがクルーズにたくさんのことを教えた。“自分だけ”じゃなく“誰かのため”に動けるようになったのは、マックィーンにとって大きな成長だと言える。挫折を知ったマックィーンは1作目の登場時よりもずっと“強く”て、“愛される”存在となった。
「カーズ・オン・ザ・ロード」は、メーターが姉の結婚式に出席するため、マックィーンと共にラジエーター・スプリングスから飛び出し、旅をする物語。その道すがらマックィーンが不気味なホテルで恐怖の車に取り憑かれたり、ひょんなことから新しい友達と出会ったり、いろんな出来事が2台を待ち受ける。
◆文=田中隆信
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■【公式】Disney+(ディズニープラス)で「カーズ・オン・ザ・ロード」を見る
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/cars-on-the-road/
■【公式】Disney+(ディズニープラス)で「カーズ」を見る
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/cars/
■【公式】Disney+(ディズニープラス)で「カーズ2」を見る
https://www.disneyplus.com/ja-jp/movies/cars-2/
■【公式】Disney+(ディズニープラス)で「カーズ/クロスロード」を見る
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/cars-3/
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