塚本高史が明かす倉科カナ卒業への思い
――シーズン8が決まった時の気持ちを教えてください。
また「刑事7人」をやれる熱い夏が始まるんだなという気持ちと、「刑事7人」は毎年その年に、“話題になっている物”を物語に反映したりするドラマなので、今年はどんな新しい風を吹かせてくれるのだろうとワクワクした気持ちを抱いていました。
ですが、「シーズン8」で、カナっぺ(倉科カナ)が卒業してしまうことになりまして、すごく寂しい気持ちにもなりました。卒業することは事前に聞いてはいたので、多少の覚悟はしていたのですが、旅立つカナっぺを見送るというのは寂しかったです…。なので、ドラマが始まることへのウキウキ感と、始まることで訪れる別れがあるという寂しさがありました。
――塚本さんだけが感じた東山さんの変化はありますか?
僕は「シーズン2」から東山さんとご一緒させてもらっているので、今年で7年目のお付き合いになりました。僕が入った時のレギュラー出演者から何人か変わってまして…、鈴木浩介さんの代わりに「シーズン2」から僕が、(片岡)愛之助さんと高嶋(政宏)さんの代わりに、「シーズン4」から白洲(迅)くんと田辺(誠一)さんが入ったことでドラマ自体に大きな変化があったんです。
周りが変わったことで、座長としてドラマを引っ張ってきた東山さんにも、僕が知らないだけで何か変化はあったと思うのですが、東山さんはそれを共演者やスタッフに感じさせることがない、変わらない素晴らしさという物を持ち合わせていらっしゃいます。天樹というキャラクターを崩さないと言いますか、一本筋が通ったような姿勢に僕はいつも感銘を受けていました。
もちろん空き時間に話をする際に、「シーズン1」に比べたら年齢層も変わっていましたから、話す内容とかも僕や白洲くん、今回はのんちゃん(小瀧望)に合わせてくれたこともあったでしょうし、座長として、ドラマを引っ張る、盛り上げるという役割は全てのシーズンを通して、何も変わらないです。
僕が知る東山さんの大きな変化は、ガラケーからスマートフォンに変わったことくらいです(笑)。