313号室に刑事の工藤が仲間入り! 翔太朗の考察では犯人は2人
命の危機を脱し、一般病棟に移ることになった刑事の工藤は、313号室の患者となった。看護師の西垣(浅田美代子)がクラッカーを鳴らしお祝いする場には、翔太朗、津田、後藤田のほか、アリサもいる。アリサは恋人の翔太朗のことを信じたいが、翔太朗と榎木田病院長(鹿賀丈史)が楽しそうに話していたことを後藤田から聞き、翔太朗のことを信用していいのか疑いの目を向けていた。
そんな中、この殺人事件をドラマ化する話が進んでいるといい、翔太朗が連続殺人事件のプロットをまとめていたことでわかったことがあると話し出す。313号室に事件解決のヒントが隠されていると続け、事件を振り返る。プロデューサーの山之内は、翔太朗の身代わりで殺害されたと思っていたが、実際は翔太朗でも山之内でもどっちでもよかったのではないかと話した。そして自分のプロット上では、犯人は2人いると明言。
「好きになった殺人鬼に殺されたい」看護師の山根が好きになった人は
一方、看護師の山根は資料室らしき場所で何かの書類を探している。突然の大きな物音に、悲鳴を上げる山根。段ボールが落ちただけとわかり、ホッとしたのも束の間。段ボールを元に戻そうとした時、棚の奥から人の手が現れ、山根の首をつかんだ。チャイコフスキーのピアノ協奏曲1番を口ずさみながら、山根の首を強く握り始めたのは医師の石原(板尾創路)だった。
今まで、アリサが顔にケガをしていることに怯えている姿を見るのが好きといったり、ICUにいた刑事の工藤がつけてる酸素マスクに手を掛けるなど、全編において異常性が描かれてきた石原は犯人なのか。もうひとつ気になるのは、山根が見ていた書類だ。床に落ちた書類は、翔太朗のカルテらしきもの。山根は翔太朗の何を探っていたのか。
時間が経過し、ナースステーションでは、看護師の山根が西垣と話していた。すると、山根が「好きになった人が殺人鬼だったら、どうする?」と話し始めた。山根が「好きになった殺人鬼に殺されたい」と言った時、石原が現れる。西垣が石原だったらどうするか聞くと、わからないと言いながらも「殺人鬼っていうのは、殺されたがっている人間は殺さない」と続けた。すると山根が自分には殺される資格はないと大粒の涙を流す。山根は石原が殺人鬼で、殺人鬼だとしても石原のことが心から好きなのだとわかる。
Happinet
発売日: 2023/01/11