岡田准一、坂口健太郎の瞳の芝居に「いい目してるな」と絶賛 映画「ヘルドッグス」公開中
岡田「監督とは前作のときから『次、これでさ…』とお話が始まって、台本が届いたらすぐアクションの打ち合わせ、みたいなトントン拍子で。『日本でしかできないフィルム・ノワール('40~'50年代のアメリカのモノクロハードボイルド系の映画)を撮りたい』とおっしゃっていて、まずはいわゆる任侠映画とは違うものをと探っていきました。キャストもMIYAVIさん、北村一輝さん、大竹しのぶさん…と濃い方々が並んでて。僕の中では坂口くんは朝ドラに出たりする“これからの人”というイメージだったから『こういう作品に出ていいの!?』って驚きました」
坂口「僕は原田組初参戦で、しかも岡田さんとアクションで共演できるっていうのがまずうれしかったです。台本を読んだとき、室岡というキャラクターを『愛すべきヤツだな』って思えたし。今31歳になったんですが、20代では来なかった役だろうなと。実際撮影に入ってみると原田組は、ハリケーンみたいな現場でしたね」
岡田「そう、何か特殊ですよね。同じシーンでもカットごとに求められる芝居が全然違うし、カメラがどの位置から狙っているかを考えて、アクションをしながら立ち位置や見え方を常に意識していないといけない」
坂口「芝居もしながら、いろんな脳みそを使うというか。俳優陣に求められるスタートラインの位置がすごく高いんだなって感じました。その上監督は、突発的に起きたこともすくい上げる方で、ボーッとしてたら、波にのまれちゃう!って、アンテナを常に張っていました」
松竹