岡田准一、坂口健太郎の瞳の芝居に「いい目してるな」と絶賛 映画「ヘルドッグス」公開中
「原田監督の一番の理解者でありたい」と公言する岡田は、技術的なことだけでなく、役の心情に沿ったアクションを心掛けたという。
岡田「画(映り)はいいけど足場が悪い場所がいっぱいあって(笑)、それでもできる動き、役を表すのにプラスになる動きをつけて…『こうしてみませんか?』とご提案もしていきました。いろんな俳優の方にそれをつけていったので、主演としては皆さんの役作りの違いが面白かったです。室岡の兼高に対する目線とか『あぁ、いい目してるな』と(笑)」
坂口「岡田さんは何より、ケガをしないのがすごいですよね。僕なんて、一日アクション撮った日は、脱いだらアザだらけで(笑)」
岡田「腕とか結構、腫れてたよね」
坂口「はい。でもそういうフィジカル面だけでなく、皆さんがそれぞれお芝居をぶつけてきたときに、『じゃあこうしてみよう』ってすぐに反応できる自由自在な感じ、人間としての懐の深さが、岡田さんはすごいなって改めて思いました。僕も、室岡として信頼していただけているなら、もう一歩、次のチャレンジをしてみて…っていう繰り返しで、室岡が出来上がっていったんだと思います。本当に頼もしい存在でした」
岡田「坂口くんはバランスが素晴らしいよね。俳優さんって自信満々か謙遜するか、振り切った人が多い中、『どっちにでも行けますよ』っていう中庸な感じがすごくやりやすかった」
坂口「いや、すごい熱量の現場だったから、これを経て少しずぶとくなったかもしれない(笑)。岡田さんとご一緒したことで、この撮影の後、別の作品でちょっとアクション撮ったら『坂口くん、アクション分かってんじゃん』みたいに見られることがあったんです」
岡田「そうなんだ(笑)」
松竹