撮影の前後で、大きな心境の変化が訪れる
――実際に撮影をしてみた感想をお聞かせください。
何度か演技レッスンも受けてから挑んだのですが、撮影に入る前までは、演技指導の先生に「撮影の日来ないでほしい~」と言ってしまうくらい不安と緊張でいっぱいでした。
でも、始まってみたらすごくあっという間で、監督もすごく優しく、スタッフの皆さんや、共演者の皆さんが温かくご指導してくださったので、最後まで楽しみながら撮影を終えることができたと思います。
――台本を覚えるのは大変でしたか?
思っていたよりも大変ではなかったです。「覚えなきゃ!」というよりも、自分だったらどう感じて、どう表現するかな?ということを、お風呂に入りながら考えて、すごくワクワクしていました。お芝居は、“自分じゃない自分”を演じられるすごく楽しいことだなと思ったので、全然苦ではなかったです。
――縞子との共通点はありますか?
私も縞子ちゃんと一緒で、好きな物に対しての熱量が本当にすごいんです。私は食べることがとても好きで、特にパンやチーズが好きなのですが、食べ物の話をしているとすごくテンションも上がりますし、ずっと愛し続けるという点も同じだなと思いました。
あとは、以前韓国で活動していたのですが、歌とダンスがすごく好きで、好きなことのためだったらいろいろと挑戦したいという思いがあって海外に行ったので、そういったところも共通点だと思いました。
――撮影時の印象的なエピソードを教えてください。
料理をするシーンや食べるシーンがたくさんあったのですが、世界一まずいと言われているフィンランドのお菓子「サルミアッキ」を手に出して一気に食べるシーンがあって、そこが印象的でした。
――それはどんな味がするのでしょうか?
世界一まずいのかは分からないですけど(笑)、フィンランド語の先生が「日本人が焼肉を食べた後に食べるガムのように、口直しの感覚で食べるお菓子」と言っていたので、そのスッキリ感は共感できました。皆さんにもぜひ、このサルミアッキを人生で一度は食べてほしいなと思います。
――ほかに何か印象に残っている料理はありますか?
「シナッピ」がめちゃくちゃおいしかったです!見た目も、歯磨き粉みたいなチューブに入っていてかわいいんです。裏話ですが、撮影で使われたウインナーはディスカウントストアのウインナーだったらしいのですが、シナッピをかけると一段とおいしくなって、北欧の味になりました。
基本的に全部おいしくて、ミートボールにジャムを付けて食べることも初めてでしたがすごくおいしかったですし、シナモンロールも人生で一番食べたんじゃないかっていうくらい一日でいっぱい食べました。幸せでした。
――行ってみたい国があれば教えてください。
チーズが好きなので、北欧にすごく行きたいです!洋菓子も好きなので、カヌレがおいしいフランスとかもいいですね。