4月〜6月にフジテレビ“ノイタミナ”ほかで放送され、同時間帯視聴率1位、瞬間最高視聴率5.7%を記録したアニメ「東のエデン」。アニメで放送されたストーリーの先を描いた「東のエデン 劇場版I The King of Eden」が11月28日に公開初日を迎え、東京・テアトル新宿で行われた初日舞台あいさつにメーンキャストの木村良平、早見沙織、遊佐浩二と、神山健治監督が出席した。
主人公・滝沢朗(声:木村)は、60発のミサイル攻撃から日本を救った後、森見咲(声:早見)にノブレス携帯を託して姿を消してしまう。咲はノブレス携帯の情報を頼りに、彼を追ってニューヨークへ旅立っていく。
大興奮のファンを前に、木村は「なんか、圧倒されてます。見に来てくれてありがとうございます!」とあいさつ。「(劇場版で気を付けたことは)特に何もないです。滝沢は記憶がなくても滝沢のままだと思うから(テレビシリーズの滝沢のまま演じた)」とアフレコを振り返った。
一方、早見は「咲は普段の自分と似ているのではないか?」との質問に、「東のエデンサークルのみんなと居るときの咲は似ているかも」と答えたが、木村から「テンパっている時はそっくりだよ」とツッコミが入り、会場の笑いを誘った。
また、「すごい緊張しています。なんかこのメンバーの中に辻も入れてもらって…なんかすみません」となぜか恐縮し、ファンの笑いを誘った遊佐。早見同様、自分に似ているところを聞かれ、「(辻は本編でバスローブを着ているシーンがあるが、自分も)バスローブは持っています。でも(辻のように)クルージングでは着ないですね」と答えた。
テレビシリーズでのクライマックスを終え、劇場版を製作することに関して、神山監督は「劇場版は2本と決まっていたので、テレビシリーズのほかに、あと2回、合計3回のクライマックスを作らなくてはならなくて、とても大変だった」と苦労を明かした。また、'10年3月に公開予定の続編「東のエデン 劇場版II Paradise Lost」について、「構想がさらに広がって、尺も当初の予定だった60分から90分に伸び、通常の長編作品となった」と語り、ファンはさらに期待が膨らんだ。
テアトル新宿、テアトルダイヤ、ユナイテッド・シネマ豊洲ほか全国順次公開
映画「東のエデン 劇場版II Paradise Lost」
'10年3月、テアトル新宿、テアトルダイヤ、ユナイテッド・シネマ豊洲ほかで全国順次公開予定