“怪獣倶楽部”矢野聖人を直撃!「登場人物がみんな面白い」
――共演者の印象は?
奏多君と現場は一緒ではなかったんですけど、映画「闇金ウシジマくん Part3」(2016年)で一緒で、今回は本読みの時に奏多君から「あの役すごくよかったです」って話し掛けてくれて、うれしかったですね。それで少し自分にプレッシャーがかかっちゃったんですけど(笑)。
それと、芸人さん好きなので塚地(武雅)さんと一緒にできてうれしかったです! 初めて会った時に「『はねるのトビラ』(フジテレビ系)見てました!」とか言いました(笑)。
それから現場ではネタをやっていただいたり、僕がパクって勝手にネタやったり…「ここをこうこうこう!」とか(笑)。例えば、僕が「これどうやって開けるんでしたっけ?」って聞くと、塚地さんが「ここをこうこうこう!」ってやってくれるんです(笑)。
――楽しそうですね(笑)。他の方とはどんな話をされるんですか?
役のことを話すことが多いですね。登場人物がみんな面白いんです、せりふやキャラクターが。だから、「こいつ、すげぇしゃべるな!」とか「リアクション面白い!」とか、そういうことで盛り上がります。
――シンゴたちはビデオ録画などない時代で、議論の際には脳内上映していますけど、ご自身の中でシンゴたちのように記憶に残っている作品などありますか?
舞台「身毒丸」(2011年)は僕のルーツだと思うので、オーディションの時の事や稽古場風景とかすぐ思い出しますね。あんなに怒ってくれる人はいないですしね。蜷川(幸雄)さんがいなかったらもちろんこのドラマに出られていないと思いますし、今の矢野聖人自体いなかったと思います。
――ありがとうございます。最後に、作品の見どころ、そして、シンゴの注目してほしいところを教えてください。
シンゴは、2話が山場です(笑)。先日撮影したんですけど、1日中しゃべっていましたね。元々あった台本が改訂になって、せりふが増えていてちょっと大変でした(笑)。
全体だと、白熱の議論を交わしている喫茶店のシーンですね。ウルトラマンとか怪獣の世代じゃない人には、みんな早口でしゃべっているし、(内容が)入ってこない部分もあるかもしれないですけど(笑)、みんなの怪獣に対しての熱い思いや考えていることがすごく出ているので、それを目で追って見ているだけでも面白いと思います。あと、「こういう人いるよね」ってそれぞれのキャラクターを楽しんでもらったり、毎回違う怪獣が出てくるので、そういうところも楽しんでもらえればと思います。
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