撮影現場はハッピーにしたい
――SNSなどで撮影現場の和やかな雰囲気が漂ってきますが、実際の現場はどのような空気感ですか?
すごくあたたかいです。クランクインする前から、ストーリーがかなり激しいしハッピーでないことがたくさん起きるドラマだからこそ、撮影現場はハッピーでありたいとみんなで話していました。座長の(山本)舞香さんと(瀧本)美織さんを含め、本当に和気あいあいと毎日が楽しく撮影ができています。(溝端淳平さんも含めて)4人でグループを作ってメールをしているのですが、それが本当に活発に動いていて。その話題も本当にさりげないことなんですが、それがまたいいんですよ。今、毎日現場に行くのが本当に楽しいです。
――現場では芝居の話などはされるのですか?
溝端さんとはします。2人きりのシーンが多く、親友という設定なので、どういう風にしてその雰囲気を出そうか話し合ったり…。常に空いた時間は話をしていますね。基本、溝端さんがリードしてくださるのですが、僕が「ここはこうしたいです!」と言うとそれを受け止めてくれ、溝端さんのスゴさを身近で感じています。
弟との仲良しエピソード
――佐藤さん自身は弟と2人兄弟ですが、どのような関係性なのですか?
沙帆と凪沙のような関係ではないですよ(笑)。ものすごく仲良いですから。弟は2歳離れているのですが、昔は僕に憧れて、ダンスをやったりダンススクールに通ったりしていたときもありました。今でもよく話しますし、本気で悩んでいるときは人生相談を受けたりして…。いいお兄ちゃんしているんじゃないかな(笑)。ケンカもないし。2人でご飯に行ったりメールのやり取りもしています。
――沙帆と凪沙は姉妹だからこその嫉妬や葛藤がありますが、そのような兄弟姉妹だからこそ生まれる感情は理解できますか?
友達とも親とも全く違いますからね。原作にあったのですが、沙帆が「長女だからガマンしなさい」と言われるシーンがあって…。僕もお兄ちゃんだったから分かるんですよ。あれは本当によく言われるあるあるで。ただ上の子は納得できずにモヤモヤしてしまって…。そんなわずかなことが少しずつ溜まって沙帆は凪沙を恨むようになっていったのかな?と考えたりします。あそこまで攻撃的になるのは分からないですが、兄弟姉妹がいる人だと、少しは沙帆の気持ちも分かるんじゃないかなと思います。