初のドラマ現場は「温かい言葉が飛び交っていました」
――尾崎さんはテレビドラマ初出演ですが、ドラマの現場やドラマのお芝居について、いかがでしたか？
尾崎：初のドラマでコメディーをやるとは思っていなくて、コメディーならではのテンポ感や表現は初めて味わいました。それから、大阪で撮影しているんですけど、僕が関西出身で、なじみのある言葉がたくさん飛び交っていて、すごく雰囲気が良い現場でした。出演されている皆さんも本当に良い方ばかりで、「めちゃくちゃ良い人ばっかだなぁ…」と思いました。もっとピリついているのかなと思っていたんです。でも、「頑張ろう！」とか、温かい言葉が飛び交っている現場でした。
――コメディーの本作を演じる上で苦労したことはありますか？
横田：いつもよりも強く、全部オーバーに感情を出していくというお芝居で、そこが難しかったです。コメディーというお話を頂いたときに、「あ、ふざけられる！」と思ったんですけど、真面目な役だったのでふざけられなくて、ちょっとびっくりしました(笑)。視聴者さんからしたら、“真面目すぎて面白い”というふうになっていると思うんですけど、自分が思っていたのとはちょっと違いました(笑)。
尾崎：僕は、結構ツッコミとリアクションをする場面が多かったんですけど、リアクションのパターンをいろいろ準備しないといけなくて…。「怒られるかなと思うぐらいでリアクションした方がいい」と言われることが多かったくらい、大きく表現するということが難しかったです。
第1話は「台本を読んでいて“うるっ”と…」
――各話のタイトルにあるように、いろいろなハラスメントが扱われていますが、印象に残っているものはありますか？
尾崎：10話(「気遣い顔して土足でズカズカハラスメント」)です。いろいろな伏線が回収されたり、とにかく最後にふさわしい回になってると思います。
横田：1話(「キャラクター押しつけハラスメント」)は、仕事柄、台本を読んでいて“うるっ”と…。すごく心にくるものがありました。
――尾崎さんが共感した話はありますか？
尾崎：2話(「波風立てるなハラスメント」)ですかね。気を使うことって結構あるじゃないですか。自分が思っていることと違うことを言っちゃっているときや、“これ言ったら嫌われるんだろうな”と考えるときがあるなと。そこは共感できました。
――各話にINIのメンバーの方がシークレットゲストとして出演されるということですが、撮影はいかがでしたか？
尾崎：裏でめっちゃ緊張していて、「頑張ろうな」と慰め合っていました。1話に登場した、後藤威尊がめちゃくちゃ良かったです！
第3話の衣装が「豪華でお気に入り」
――各話でいろいろな衣装を着られていますが、お気に入りのものはありましたか？
横田：一番、全員が変化しているのは、3話。私はアインシュタインで、(尾崎さんは)織田信長。みんなひげを付けて、衣装もすごく豪華だったのでお気に入りです。
尾崎：めっちゃ似合ってましたよ、アインシュタイン！
横田：織田信長も似合ってたよ！ 大河ドラマ、いけそうだった(笑)。
尾崎：本当(笑)？ 僕は4話のショッカー。初めてのドラマで全身タイツを着るというのは、この人生で予測していなかったので、良い意味で“裏切られた”という意味を込めてこれにしました。
