イ・ソンミンが主演を務める韓国ドラマ「刑事ロク 最後の心理戦」。11月15日時点で第6話までの配信を終え残すところ2話となったが、主人公の刑事・テクロク(イ・ソンミン)を脅迫している「友」の正体はいまだ見当もつかない。テクロクの周りの人物誰もが犯人の可能性を秘めているが、その中で唯一、現状では疑う要素が見られず、また、テクロクが最も信頼している紅一点の刑事、イ・ソンア役で存在感を放っている女優・キョン・スジンに注目したい。
“強力班”唯一の女刑事・ソンア
「刑事ロク」は1本の電話をきっかけに同僚殺しの容疑者にされてしまった定年間近のベテラン刑事・キム・テクロクが、自分に濡れ衣を着せた「友」と名乗る正体不明の脅迫犯を捕まえるために奔走する中で、自身の過去と向き合うことになっていくヒューマンミステリー。ディズニープラスオリジナル作品で毎週水曜に2話ずつエピソードが追加され、全8話で構成される。(以下、ネタバレを含みます)
テクロクは、「友」に指示された過去の事件を調べ直す中で、自分の刑事としての行動が間違っていたことを知り、自責の念にかられる。自分が焦らなければ、傍観しなければ、容疑者や被害者の家族の訴えにちゃんと向き合っていれば、事件を正しく解決できていたかもしれない…敏腕刑事としての自信が揺らいでいった。そして、これ以上周りを巻きこんで不幸にしたくないと思い始め、「友」を捕まえることを諦めようとする。
弱気になったテクロクに対して、新任捜査課長のジナン(チン・グ)は、テクロクが諦めても「友」は次の標的を見つけるだけだ、「友」に負けたくない、と自分1人ででも捕まえる、と怒りをぶつけた。
思い直したテクロクは、ジナンの家に転がりこみ、共に捜査を続けることにする。2人で推理を進めるうち、「友」の真の標的がクモ警察署の署長・グァンス(キム・ホンパ)だと知る。そして、後輩刑事のソンア(キョン・スジン)とギョンチャン(イ・ハクジュ)にも「友」の存在とテクロクが脅迫されていることを明かした。
危険が及ぶ心配から、テクロクはソンアに「これ以上関わるな」と告げるが、彼女は頑として引かず、捜査に協力する。ソンアは、テクロクを全面的に信用して慕っており、根性があり義理堅く、気が強い性格から「女テクロク」と呼ばれている人物だ。テクロクが容疑者となったときからずっと彼を信じ、濡れ衣を晴らすためにテクロクの手足となって行動している。
男刑事にひけを取らない強さ
キョン・スジンは、今までにも刑事役を演じたことがあるが、ソンアのような根性があるキャラクターは初めてだ。強力班(凶悪犯罪を捜査する部署)の紅一点で、弱い姿を見せないように振る舞い、情報を聞き出すために相手を容赦なく締めあげ、また、ギョンチャンがテクロクを監視していると知ったときは、同僚だろうとおかまいなしに「言うことをきかないと頭が吹っ飛ぶよ!」と銃口を向け、ドスのきいたトーンで怒鳴りつける。アクションシーンもあり、「今までとは違うキョン・スジンを見せられるのではないか」と、出演動機を語っていた。
また、チン・グとはドラマ「アンタッチャブル」以来、5年ぶりの共演となる。「アンタッチャブル」では彼女はチン・グの亡くなった妻の役で、回想シーンでの共演だった。当時、スジンは彼と夫婦役を演じて、彼としっかりメロドラマをしてみたいと思い、「次はもっと長いメロで会いましょう」と話したそう。メロドラマではなく刑事ドラマでの再会となったわけだが、チン・グは「前回は彼女を見るたびに切ない感情があったが、今回の作品ではたくましく帰ってきた。すべてがたくましい状態で内心嬉しかった」と、製作発表で再会の感想を語っていた。
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