また一緒にゲームを作ろうと誘われた海は…
せっかく役立つゲームを作ったのに、この会長のせいで禁止は解けなかった様子…。だが、海がこのゲームに興味を示しているという保険会社を紹介してくれた。彼女がプレゼンしてくれたのだと知った那由他と隼人は恐縮するが、海は「2人に借りを返したかっただけ」と告げる。
海は、2人をアトムに引っぱりこんでしまったこと、そして彼らが必死になって作った「アトムワールド」を自分の甘さからSAGASに渡す結果になってしまったことをずっと申し訳なく思っていたのだった。そんな彼女の想いを知った隼人は、また一緒にゲームを作ろうと海を誘うが、「私には私の目標があるから」と断わられてしまった。
オレたちは絶対諦めない。だって「アトムの子供」だから
そして数日後。現在「売家」となっているアトム玩具の前を通った海は、たった今売れてしまったことを知り、ショックを受ける。彼女の「目標」はここを買い戻してアトムを再建することだった。契約者と話をしようと社屋の中に入ると、そこには那由他と隼人が。登下校ゲームが海の紹介した保険会社に5000万円で売れ、それを元手にここを買い戻したのだ。「もう1度アトムのメンバーとやりたい。だから、ここじゃなきゃダメなんです」―隼人は海に告げた。
続けて那由他が言う。「オレたちは諦めない。だってアトムの子供だから」。彼は先日、売家となっていたこの場所で繁雄(風間杜夫)と酒を飲んだとき、繁雄から「アトムというのは諦めない気持ちなんだ」と聞かされたのだった。那由他と隼人は改めて海に社長になることを頼み、彼女は快諾した。
鵜飼さんはどこに…
社名を「アトムの童」にして、八重樫と各務も戻った新生アトム。今後は隼人がシリアスゲーム、那由他がエンタメのゲーム、という2つの軸を中心にしていくこととなるようだ。1年ぶりに同じ場所に集結して再スタートをきった彼らに胸熱になる中、「あれ?鵜飼さんは?」「鵜飼さんが居ない…」「鵜飼さんも仲間に入れてあげて!」と、鵜飼の不在を気にするコメントがTwitterに続々。「銀行のシーンでも映ってなかったし、どこに居るんだろう」「元気なのかな…」と心配する人々も多く、実は、“みんな大好き鵜飼さん”だったことが判明した。第5話の後の新章の予告で映っていたので、「もう出ないのかな…」と哀しんでいた方々は安心してほしい。だが、どんな立場で登場するのかは不明。視聴者の望み通り、新生アトムの一員として戻ってきてほしいものだ。
今回はPTAにイライラさせられはしたが比較的平和な回だった。だが次回はまた何か波乱がありそう。大財閥にSAGASの株を大量取得されてしまった興津が那由他たちに助けを求めに来るシーンや、那由他と隼人が仲違いするシーン…観ているこちらの気も休まらなさそうだ。
※山崎賢人の崎は正しくは「たつさき」
◆文=鳥居美保/構成=ザテレビジョンドラマ部
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