藤子・F・不二雄のSF短編漫画の実写化が決定 堀田真由、遠藤憲一、又吉直樹らが出演
「テレパ椎」に出演する水上恒司コメント
ここ数ヶ月間、今回の作品とは全く関係無く、藤子・F・不二雄さんの異色短編集と出会い、その世界観と作品の密度の濃さに魅了されていました。そこに今回のお話をいただき、不思議なご縁を感じると共に無駄なことは無いなと思うばかりです。さて、今回の鳥留梨男は私自身、初めて原作に忠実に芝居を重ねて参りました。こんなにも原作のスケールが大きくなると緊張感が凄まじかったです。時が経っても風化せず常に時代に問いかける力を持つ藤子・F・不二雄さんの『テレパ椎』楽しんでご覧ください。きっと、あなたもテレパ椎を持っているはず。
「定年退食」に出演する加藤茶コメント
この原作はまるで現代版「楢山節考」ですね。50年前にこの未来を見通していたってすごいな、と思いました。今回は、原作マンガに寄せてハゲヅラかぶったほうがいいかな、とも思ったけど、やめました(笑)。実は僕は真面目な役でドラマに主演するのはこれが初めてなので、この作品では、僕の真面目な部分、あまり普段見せていない部分を見てほしいな、と思います。売れない時代にジャズ喫茶で出会って以来の友人・(井上)順ちゃんと共演できて、幸せでした。二人で演じるのはおそらく「かくし芸」以来。またいろいろ共演したいです。
「定年退食」に出演する井上順コメント
撮影はとにかく楽しかったです。高齢社会とは言え何時お迎えが来るかも知れないこの時期に、大好きなカトちゃんが醸し出す温かさや安堵感の中に一緒に過ごした時間は、人生の貴重なオマケのようでした。藤子・F・不二雄先生が50年前に描いた未来はブラックですが、「人との繋がりを失っちゃいけない」というのがメッセージだと思います。演じた役・吹山も、良いオツマミとなれば幸いです。どこでもドアとかタケコプターとかいろいろ夢を与えてくれた藤子先生だけど、現場では、アンキパンが一番欲しかったなぁ(笑)。