小栗旬が主演を務める大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか※毎週土曜昼1:05より再放送)の第47回「ある朝敵、ある演説」が12月11日に放送され、有名な北条政子の演説シーンが描かれた。集まった70を超える御家人たちに厳かに、毅然と言葉をかけた政子(小池栄子)。その姿に、脚本の三谷幸喜氏が思い描いた“悪女にならない北条政子”像が重なった。(以下、第47回までのネタバレがあります)
鎌倉最大の危機…政子が動いた
「鎌倉殿の13人」は、源頼朝(大泉洋)にすべてを学び、武士の世を盤石にした男・北条義時(小栗)と、彼を中心に鎌倉幕府将軍“鎌倉殿”を支えた13人の家臣団の生きざまを描く物語。頼朝亡き後、その子ども・頼家(金子大地)、実朝(柿澤勇人)と将軍の座が引き継がれたが、いずれも非業の最期を遂げた。
跡継ぎとして、京から幼い三寅をもらい受けた鎌倉方だったが、事実上の“鎌倉殿”は頼朝の妻であり頼家・実朝の母、政子。後鳥羽上皇(尾上松也)が執権・義時(小栗)追討に動き出すと、鎌倉のため自分の首を差し出すという義時を制し、政子が御家人たちの前に立った。
自分のことばで…「尼将軍の演説」
毅然とした態度で「鎌倉の一番上にいるのはこの私です。あなたは下がりなさい」と義時を黙らせた政子。「右大臣(頼朝)の御恩は、山よりも高く、海よりも深い」という有名なスピーチ原稿を一度は読み始めたものの「本当のことを申します」と、自分のことばで語り始めた。
後鳥羽上皇の狙いは幕府ではなく義時の命であること、義時はその求めに応じ、命を差し出す覚悟をすでにしていること。そこまで語り「ここで皆さんに聞きたいの。あなた方はそれで本当に良いのですか?」と問いかけた。
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発売日: 2022/07/22