小栗旬が主演を務める大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか※毎週土曜昼1:05より再放送)が12月18日、第48回「報いの時」をもって最終回を迎えた。注目を集めたラストシーンは、義時(小栗)とその姉・政子(小池栄子)ふたりきり、約13分間の長い対話シーンだった。(以下、ネタバレがあります)
「まだやらねばならぬことが」義時に、政子は…
「三谷さんはよくぞこういう終わりを書いてくれたなと思って。全然自分が思っていたのと違うシーンだったので。すごく幸せだったし、結果、『やべえな、これをやるのか…』って。あのラストシーンで台無しにするわけにはいかない」
10月に放送された特別番組の中で、脚本家の三谷幸喜氏が描いた最終回ラストシーンについてそう語っていた小栗。そのラストシーンがついにベールを脱いだ。
承久の乱で勝利をおさめ、穏やかな日々を迎えた義時だったが、身体はもはやボロボロ。妻・のえ(菊地凛子)と幼なじみの三浦義村(山本耕史)が仕込んだ毒にも体を蝕まれていたが、“鎌倉のため”と無理に次ぐ無理を重ねた結果のストレスも尋常ではなかったはずだ。
政子は、そんな義時を気遣った。この期に及んで自身の子・頼家(金子大地)の非業の最期も知ることになったが、それももう昔の話。義時を見る目に憎しみはない。
「今日はすこぶる体がきつい」と、薬を欲しがった義時。政子は薬を渡そうと手に取るが、義時の「私にはまだ、やらねばならぬことがある」という思いを聞いて、表情を変えた。
「太郎のためです」
義時は、復権をたくらむ皇族を手にかけようとしていた。「この世の怒りと呪いをすべて抱えて、私は地獄へ持っていく。太郎(泰時=坂口健太郎)のためです」という義時。その姿を見て、政子は何かを悟った。
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NHKエンタープライズ
発売日: 2022/11/25