ただ強いだけじゃない警察官のいろんな部分が見られる
警察=悪を捕まえる存在で、いつも犯人を追いかけているイメージがあったんですけど、「ハコヅメ」を見て、川合たちみたいに路上駐車の切符を切ったりとか、交通安全を教えるために学校に行ったりする身近な存在の警察官もいるんだなっていうのを再認識して、改めて「守護されてる」という安心感が芽生えました。
それに、「警察官だからどんな事件も怖くない」という訳じゃないことにも驚きました。事故現場で窓から飛び出て亡くなってしまった赤ちゃんを見た時の川合が、アニメだとより一層シリアスに見えて。目の色の光を消したり、顔色悪くしたり、そういう表情から伝わるシリアスさがアニメだからこそ強く感じられたんです。警察官はみんな強くて、どんな状況にも動じないものだと思っていたけど、当たり前にちゃんと人間で、普段から私達の想像できないものを見て、考えて過ごしているから強くなれているんだなと気づきました。
この第10話では、川合が一歩成長する大切な瞬間を見られましたし、こんな悲惨な現場は、宮原部長が言っていた通り「当事者になるまで知らなくていい」ものだと思うので、そうやって普通は見ることができない部分を漫画として描いてくれたおかげで、ただ強いだけじゃない警察の方のいろんな部分が見られてうれしいなと思いました。コメディとシリアス、どっちの面もあるのが本当にいいんです!
KADOKAWA アニメーション
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