「妄想しろ!」“裸エプロン”が生まれた熱い企画会議
演出に抜擢された加藤が参加した企画会議では「何にエロスを感じるか?」と議論。想像や感覚ではなく、自身の経験をもとに持論を展開していく加藤。その内容に栗田をはじめ、AD・北原(大下ヒロト)やディレクターの名高(堀井新太)、APの宇野(生越千晴)、構成作家の轟(七瀬公)も引き込まれていく。
そして“隠す美学×ギャップ”から、加藤が提案したのが“裸エプロン”だった。だが「いまいちわからない」というメンバーに、加藤は「妄想しろ!妄想!」と語りかける。裸エプロン姿で料理をする企画を話し始めると、「料理も精力増進メニューがいい」と名高。「調味料、もっと高い棚にあってもいいですね」と轟。「エプロンもっと短い方がいいんじゃないですか」と北原。「エプロンの紐ももっと頼りない感じで!」と栗田。だんだんヒートアップして次々と案が出され、誕生したのが「夜食バンザイ」のコーナーだったのだ。
栗田「全責任を俺がとる!やっちゃえ!」
加藤は企画だけではなく、セットや撮影方法も一新。当初、カメラ、照明、美術などの技術部からはブーイングを受けたが、加藤の熱気に技術部のメンバーも影響されていく。番組を作り上げるチーム全体が熱気を取り戻し、いよいよ新しくなった「ギルガメッシュFIGHT」の収録が始まる直前ーー。栗田は、セットを一新したことで予算が足りなくなってしまったことがわかり、打ち切りは避けられないと悩んでいた。
すると加藤が提案したのは“擬似生”での収録。編集費が削減でき、臨場感も出るが、裸エプロンなどのきわどい企画をやるため、栗田は「さすがにそれは賛成できない」と頭を抱える。そんな中、加藤が「技術部はどうです?」と尋ねると、カメラマンは「ギリギリの角度、任せてくれ」と答え、美術も照明も心強い言葉で答える。
場は整っている。その空気に押され栗田は「全責任を俺がとる!やっちゃえ!」と叫んだ。「テレビマンは金がすべて」と言っていた“魔王”こと栗田が、心の底から絞り出した叫びに胸を打たれた。そしていよいよ迎えた収録。「三振してもいいんで、フルスイングで」と語る加藤、「カメラは低く、志は高く」という栗田のセリフに、気づくとこちらも手に汗を握っていた。
YouTubeのテレビ東京公式 ドラマチャンネルでは、期間限定で第1話が無料公開され、視聴者からは「ギルガメ世代じゃないのに物語に引きこまれるような1話だった」「熱い空気」「一時間ドラマにしてほしい」など、絶賛するコメントが寄せられた。
Paraviオリジナルドラマ「ギルガメッシュFIGHT」
動画配信サービス「Paravi」で毎週土曜(2023年1月1日[土]を除く)深夜1:15〜配信予定
https://www.paravi.jp/title/104986
番組公式Twitter
@tx_grgmfight
アメイジングD.C.