羽生結弦、「news every」のスペシャル・メッセンジャーに就任“3.11に寄り添い続ける”
フィギュアスケートで五輪連覇を果たし、今年7月にプロに転向した羽生結弦が、日本テレビ報道番組「news every.」のスペシャル・メッセンジャーとして、被災地の思いなどを伝えていくことが発表された。来年2023年から、「羽生結弦 伝えたい、思い」というコンセプトで、震災や災害の被災地で人々と交流し、その“思い”を伝える。
スペシャル・メッセンジャーとしてこれまでと同様、人々の思いを伝える
羽生は、2011年3月11日の東日本大震災で被災し、避難所生活を送った。2014年ソチ五輪で金メダルを獲得後は、被災地を訪問し、その様子は日本テレビの「news every.」や「24 時間テレビ」で放送されてきた。宮城県石巻市で津波の被害に遭った人々の思い。福島第一原発の事故で避難生活を余儀なくされた楢葉町や富岡町の人々の思い。2018年の北海道胆振東部地震で大きな被害を受けた農家の人々の思い。羽生は、震災や災害を体験した者同士だからこそ聞くことの出来た、人々の思いを伝えてきた。
来年から、「news every.」のスペシャル・メッセンジャーとして、これまでと同様、人々の思いを伝える。「news every.」が、羽生さんと共に届ける「伝えたい、思い」。1人でも多くの視聴者に震災や災害、防災について考える機会となるよう取り組んでいく。
羽生結弦コメント
東日本大震災が起きてから、僕は震災のことを忘れたことはありません。震災に寄り添ったプログラムも多く滑ってきました。自分が生きていくテーマの中の1つが、3.11に寄り添い続けるということです。だからこそ、被災された方々に(自分には)話していただける気持ちや思いがあると思います。僕は、皆さんが届けたい思いや伝えたい思いを、テレビを見ている方々に伝えられる媒体でいられたらいいと思っています。きっと、僕だから言えることと、僕にしか言えないことが、きっとあるんだろうなって思っています。
扶桑社
発売日: 2022/09/29