念願だった時代劇への出演のために...
ーー今回は冨永さんにとって初めての時代劇ご出演とのことですが、何か準備したことはありますか?
元々歴史小説を好んで読んでいたり、日本の文化が好きで着付けを習っていたりしている中で、時代劇をやりたいと思うようになっていて。なので、「大奥」への出演が決定する前から勝手に殺陣や乗馬など、時代劇の準備をしていたんです(笑)。乗馬はもともと経験があったのですが、“時代劇の”乗馬の仕方の練習を始めました。
このお話をいただいてからは、徳川吉宗の人物像を知るために、まず彼の伝記や小説などを読むところから始めました。あとは、和歌山で吉宗が生まれ育った場所や和歌山城なども見てきました。
「歩き方は生き様」作中でも意識
ーー“時代劇ならでは”の難しかったことはありますか?
一番難しかったのは歩き方です。私は普段モデルとしてランウエーをやっていますが、歩き方は生き様だと思っているんです。
私が普段している、ヒールを履いたランウエーでの歩き方と江戸時代の歩き方は全く違います。そして、吉宗は武術に長けた人物ですが、やはり武術が達者な人の歩き方というものがある。その人の性格や人物像が歩き方に表れてくるので、吉宗の歩き方をどういう歩き方にするかを監督や所作の先生と相談しながら、決めていきました。