中井貴一、生田斗真主演『大河ドラマが生まれた日』に出演 父・佐田啓二氏を演じる中村七之助は「映像で見た父にとても似ている」
中井貴一が2月4日(土)放送の生田斗真主演ドラマ「大河ドラマが生まれた日」(夜7:30-8:45、NHK総合)に出演することが明らかになった。
中井が演じるのは、「映画に負けない新しい連続大型時代劇を作れ」と大号令を発するNHK芸能局長・成島庭一郎役。報道出身で芸能界に詳しくなく、無茶ぶりをしているように見えるがが、誰よりもテレビの未来を見据えているという役どころ。なお、大河ドラマの第一作「花の生涯」へ出演する映画スター・佐田啓二(中村七之助)は中井の父にあたる。
成島庭一郎役・中井貴一 コメント
誰もが手探りで、テレビドラマがどうなっていくんだろうと不安だったテレビのれい明期に、夢を持って必死に漕ぎ出そうとするテレビマンたちの力のようなものが、作品には出ていると思います。
そんな人間の生きざまを楽しんで見ていただけたらと思います。撮影中に、父・佐田啓二の扮装をしてくださっている中村七之助さんに会った時は、「僕が映像で見た父にとても似ているな...」と思いました。
実は僕も子供のころ、七之助さんのお父さまの勘三郎さん(当時は勘九郎)に似ていると、言われたことがあるんです。七之助さんとは、大河ドラマ「武田信玄」(1988年)でも父子として共演していたので、とても感慨深かったです。この時計は、僕が社会人になったときに母から渡された時計のひとつなんです。自分の全く知らない父親の人生の時を刻んでいた時計が、今度は自分の腕で僕の人生の時を刻む…、“時のプレゼント”だとその時に思いました。
だから七之助さんには、父の持っていたこの時計を身に着けて、何かを感じながら演じてもらえたらうれしいなと思い手渡しました(※)。僕が今この仕事をしている意味は、佐田啓二という名前を、僕を通して少しでも知ってもらうためなんだと思うことが時々あります。今回のドラマをたぶん父も喜んでくれている気がします。
(※今回中井は、父・佐田啓二氏の形見の腕時計を七之助に預けて撮影に臨んだ)
山岡進平役・生田斗真 コメント
中井貴一さんの持つ品格、色気に一瞬で心を奪われました。今回ご一緒する事が出来て本当に光栄です。たくさんの学びをいただきました。
そして貴一さんが撮影に参加された日は偶然にもお父上であられる佐田啓二さんのご命日でありました。数々の運命が繋がったドラマが生まれました。ご期待ください。
