濱田岳、森本慎太郎“潤二”と電気ブランを飲みながら言い合うシーンは「すごく楽しかった」<探偵ロマンス>
1月21日(土)放送開始の土曜ドラマ「探偵ロマンス」(毎週土曜夜10:00-10:45、NHK総合)で主演を務める濱田岳より、インタビューコメントが到着。印象的なシーンや出演が決定した時の気持ちなどについて明かした。
ほとんどのスタッフが知り合いだった
ーー「探偵ロマンス」に出演することが決まったときのお気持ちは?
どんな作品でもクランクインは緊張しますし、人間関係を構築していく必要があるのですが、今回はほとんどのスタッフさんがすでに知り合いでした(笑)。安心できる環境を整えていただいて本当にありがたいですし、ぜいたくだなと思いました。誰もが信頼している演出の安達もじりさんのもとで台本の一番手に名前が載るポジションでやらせていただけるのは、役者冥利に尽きることです。
でも、主演と言っても気負わなくていい空気を皆さんが作ってくれるので、僕としてできることは顔馴染みのみんなと楽しく過ごすことぐらい。それを見た、はじめましてのキャストさんたちの緊張が解けて、リラックスして臨んでもらえたらいいですね。緊張がほぐれれば、その分イマジネーションが湧いてお芝居の提案やチャレンジがしやすいと思うので、色々なチョイスが増えて相乗効果が起きたらという思いで撮影に臨みました。
「探偵ロマンス」は多様な魅力のある作品
ーー脚本やご自身の役柄についての印象、演じていて印象的だったシーンなどを教えて下さい。
「探偵ロマンス」は一言では形容しがたい作品。時代劇ですが、江戸川乱歩という人物の史実に基づいた大河ドラマ的な要素も、痛快アクションムービーの要素もあり、時代が生んだ人間模様も描かれているすごくよく練られた脚本です。
太郎を演じる上で苦労しているのは詭弁家という点。初之助(泉澤祐希)が太郎のことを「機関銃のようにしゃべる」と表現したので、僕はセリフをつらつら言わなきゃいけなくなったんですよ。スピード感のある中に喜怒哀楽を込めなきゃいけなくて、ハードルが上がりました(笑)。
潤二(森本慎太郎)と電気ブランを飲みながら言い合うシーンの撮影も、すごく楽しかったです。潤二と太郎は互いに憧れている節があって。太郎はペン一本で生計を立てている潤二が羨ましいし、潤二からすると太郎みたいな執筆の自由はないんだぜって気持ちもある。そういう気持ちのやりとりのシーンは撮っていて楽しかったです。森本さんとは、はじめましてでしたけど、太郎の気分からするとあのアツさってすごくバカにしやすかったし(笑)、あのアツさに引っ張ってもらえた感じがします。