藤ヶ谷太輔 ”号泣演技”シーンが解禁に…監督も「感情があふれ出す演技に心を動かされた」<そして僕は途方に暮れる>
三浦監督、藤ヶ谷の真に迫った演技に「心動かされた」
このシーンの藤ヶ谷の演技は、実は監督が当初考えていた狙いとはやや違っており、他のシーン同様かなりの数のテイクを重ねていたが、藤ヶ谷の完全に裕一が乗り移ったかのような感情があふれ出す真に迫った演技に心動かされた三浦監督が、当初のニュアンスを変えワンテイク目を使用した。
そんな藤ヶ谷演じる、菅原裕一のダメっぷりにSNSの感想では「完璧なクズ男になりきっていた」、「すさまじい名演技」、「クズ男に泣かされた」、「あのどうしようもないクズ男は藤ヶ谷くんしか演じられない」という称賛の声とともに、ここまでやるとは…と驚きの声が集まっている。
更に、本作に対しても「裕一の弱さは自分にもある弱さだ」、「理由に共感できる部分があって人間臭さがあってとても良かった」、「出来事に身に覚えありすぎてずっと見入ってた」と裕一に共感する反応も続出している。
映画「そして僕は途方に暮れる」ストーリー
自堕落な日々を過ごすフリーターの菅原裕一(藤ヶ谷太輔)は、長年同棲している恋人・里美(前田敦子)と、些細なことで言い合いになり、話し合うことから逃げ、家を飛び出してしまう。その夜から、親友・伸二(中尾明慶)、バイト先の先輩・田村(毎熊克哉)や大学の後輩・加藤(野村周平)、姉・香(香里奈)のもとを渡り歩くが、ばつが悪くなるとその場から逃げ出し、ついには、母・智子(原田美枝子)が1人で暮らす北海道・苫小牧の実家へ辿り着く。
だが、母ともなぜか気まずくなり、雪降る街へ。行き場を無くし、途方に暮れる裕一は最果ての地で、思いがけず、かつて家族から逃げていった父・浩二(豊川悦司)と10年ぶりに再会する。「俺の家に来るか?」、父の誘いを受けた裕一は、ついにスマホの電源を切ってすべての人間関係を断つ。