西島秀俊主演の刑事ドラマ「警視庁アウトサイダー」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)が放送中。原作はミステリー作家・加藤実秋の同名小説で、スネに傷を持つグレーな刑事たちが、秘密を隠しながら互いを利用し合い、それぞれの正義を見出していく。
本作で異色のデコボコ刑事トリオを演じる西島、濱田岳、上白石萌歌に撮影中のエピソードや、自身が思う“アウトサイダー”な部分を聞いた。
クセの強過ぎる刑事トリオ
西島:僕が演じる架川英児は、元警視庁のマル暴刑事。外見はかなりワイルドですが、性根は優しく温かい人間です。
濱田:蓮見光輔は、桜町中央署刑事課のエース。クールで秘密を抱えているという、僕にとっては難しい役です(笑)。
上白石:初めての刑事役で、水木直央を演じます。やる気がない新人刑事なのですが、先輩2人の背中を見ながら自分の正義を貫くようになっていきます。
何回か行ったところでも、迷ってしまいます(西島)
実は各人が大きな秘密を抱える、アウトサイダーたち。俳優陣に、そんな側面は?
西島:実は僕、すごい方向音痴なんですよ(笑)。何回か行ったところでも、エレベーターを降りると分からなくなって、迷ってしまいます。この作品の収録のときも「メーク室どこだっけ?」って、ぐるぐるしたけれど、どうにか自力で戻れました。
上白石:私はすごく熱しやすく冷めやすいタイプで、熱してる期間が大体2週間(笑)。先日、すごくおいしい甘酒を頂いて、箱買いしようと思っているのですが、2週間後には別のものにハマっていそうで…。そうなったら、お二人に差し入れしますね(笑)。
濱田:お待ちしてます(笑)。人から見ると、普通とズレてるところがいっぱいあるんだろうなぁ。僕は極度の負けず嫌いで、じゃんけんすらしたくないんです。ドラマの現場って、初めましての状態のときに、親睦を深める意味で「じゃんけんで負けた人がジュース買おうぜ」ということがよくあるんです。それが苦手ということを萌歌ちゃんに先回りして告白しておいたので、今のところ平和に過ごせています。