5人の俳優、玉木宏、高良健吾、土屋太鳳、中川大志、野村萬斎が短編映画の監督に挑戦する「アクターズ・ショート・フィルム3」が2月11日(土)夜8:00からWOWOWで放送・配信される。ボクシングを題材にした「COUNT 100」で初監督を務める玉木宏と、主演・林遣都の対談コメントが到着。作品への思いや撮影秘話が明かされた。同番組は、予算・撮影日数などの同条件で、5人の俳優が25分以内のショートフィルムを製作する企画の第3弾。世界から6,000本超の作品が集まる、米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF & ASIA)」でのグランプリを目指すという。第2弾では、千葉雄大監督作「あんた」で主演した伊藤沙莉が、2022年のジャパン部門ベストアクターアワードを受賞している。
監督オファーは「願ったり叶ったり」(玉木)
――最初に監督オファーが届いた際のお気持ちを教えてください。
玉木:1回目、2回目の作品を見ていて、よく知っている人たちが監督をやっていることは知っていました。それを(アクターズ・ショート・フィルム2で監督を務めた)永山瑛太くんと話している中で「いいなぁ。やってみたいなぁ」と思っていたので、お話をいただいた時は願ったりかなったりでした。監督をやりたい気持ちはずっとあったのですが、やるにあたってどういう題材にしようかな?ということはわりと早い段階で考えました。
――そこでボクシングを題材にしようと?
玉木:たどり着いたというか短い尺の中で何を題材にしようか?メッセージ性は強く打ち出したいと思っていました。いろいろな題材があって、何個も頭の中に浮かんだのですが、自分がいま何を伝えたいか?ということを大切に考えた時、“俳優”というのはある意味で二面性のある職業であり、言ってしまえば別の誰かがやっても成立してしまうかもしれないもので、そういう自分ではなくてもいい、“誰か”に乗っ取られる怖さみたいなものを表現できたら面白い世界になるんじゃないかと思いました。
ただ、人が生きている上で、その背景を描かなくてはいけない。ボクシングに限らず、スポーツ選手はみなさん、そうだと思うのですが、短い時間の中でギュッと凝縮した時間を生きていると思います。たまたま僕も遣都くんもボクシングの経験があったので、それをリアルに描けたらと思いました。
玉木宏は憧れの俳優であり先輩(林)
――玉木さんからのオファーを受けていかがでしたか?
林:お話をきいて、とてもうれしかったです。この企画自体は耳にしたことはありましたが、今回、玉木さんが監督と聞いて、憧れの俳優であり先輩なので二つ返事でぜひやらせていただきたいと思いました。
――オファーはどのような形で?玉木さんから直接オファーが?
林:いえ、事務所のほうへいただきました。
玉木:連絡先は知っていましたが、こちらから打診すべきなのか?正式にWOWOWさん側からオファーしてもらうか?と考えて、WOWOWさん側からオファーしてもらいました。でも、あとから連絡はしました(笑)。
TCエンタテインメント
発売日: 2022/10/04