2月21日(火)昼4:00よりABEMA PPV ONLINE LIVEにて独占生中継される、武藤敬司選手の引退試合「KEIJI MUTO GRAND FINAL PRO-WRESTLING“LAST”LOVE～HOLD OUT～」(以下、「武藤敬司引退試合」)の記者会見第2弾が、ABEMA格闘チャンネルにて2月15日に生中継された。
「武藤敬司引退試合」は、プロレスリング・ノア(以下、NOAH)所属の武藤選手の38年あまりの現役生活に幕を下ろす引退大会で、武藤選手の花道にふさわしい場所として、NOAHは東京ドームのリングを用意し、団体としては約18年ぶりの東京ドーム大会を開催する。
今回の記者会見では、「武藤敬司引退試合」に出場するNOAH所属の清宮海斗選手とAMAKUSA選手、新日本プロレス所属のオカダ・カズチカ選手と高橋ヒロム選手がそれぞれ登壇し、大会に向けた心境を語った。
AMAKUSA選手と高橋ヒロム選手登壇
まず会場に姿を現したのは、「MASTER STAGE第6試合・シングルマッチ／TOKYO TORNADO」にて対戦するAMAKUSA選手と高橋選手で、NOAHと新日本プロレスのジュニアヘビー級王者同士が激突する。
AMAKUSA選手は、「第52代GHCジュニア王者、我の名はAMAKUSAと申します。まずは、改めて高橋ヒロム殿、我の果しあい受けていただき、感謝いたします。我はNOAHジュニアを世に広げるため、新しい頂を目指し、この地に降臨いたしました。日本を代表するジュニア戦士、高橋ヒロム殿、そなたとまだ見ぬ我も想像つかぬ高い頂、それをも超える戦いをお見せしたい。日本プロレス史上最大の夜、日本一のジュニアとなるため全身全霊、歩んでまいります。こんなにも心燃ゆる闘い、ほかにありません。NOAHジュニアの代表として、いざ尋常に勝負。我の妙技、とくとご覧ください」とコメントした。
一方の高橋選手は、「まずはじめに、この試合は“新日本プロレスvsNOAH”ではありません。みなさん、AMAKUSA選手、ちょっとだけ昔話を聞いてもらっていいでしょうか？」と切り出し、高橋選手と剣舞選手の歴史を語りだす。
2013年の6月に高橋選手がイギリスに旅立ったこと、そのあとにみちのくプロレスから剣舞選手もイギリスにやってきたこと、剣舞選手と3カ月ほど共同生活を送り、試合のツアーも一緒にまわったこと、剣舞選手と一緒にいる時は本当に楽しかったこと、途中から剣舞選手と別行動になってしまい、その生活がつらかったこと、その後、剣舞選手と再び合流し、剣舞選手に「高橋さん、一緒にがんばりましょう！」と声をかけられ、その言葉に救われたこと、イギリスのプロレス団体の4FWにてチャンピオンになった後、人生初のタイトルマッチで剣舞選手と試合をし、惨敗したこと…と語り続ける。「その(惨敗した)試合の後に、剣舞選手に、いつかどこかでもう一度、俺とどこかでシングルマッチで戦ってください、そうお願いしました。試合前にすべての情報を俺の口から言うのは、美しいとは思いません。でも、知ってほしかった。知った上で、この試合を見てほしかった。決して美しくないかもしれないですけど、ぜったいに今、俺が話したこと、忘れないでください。忘れないで、当日の試合を見てください。だから、この試合は“新日本プロレスvsNOAH”ではありません。4FWのみんな、みちのくプロレスのみんな、見てますか、あの時の約束を果たしてきます。必ず、この俺が勝ちます」と燃える決意をあらわにした。
高橋選手の想いを聞いたAMAKUSA選手に感想を求めると、AMAKUSA選手は長い沈黙の後、「高橋殿の想い、とても伝わりました。ですが、その質問、愚問ではありませんか？」と答え、それきり沈黙を貫いた。
一方の高橋選手も、AMAKUSA選手に何を伝えたいかと問われ、同じく長い沈黙の後、「AMAKUSA選手の気持ちは伝わりました。その上でその質問、愚問じゃないですか？」と返し、両者の想いは平行線をたどる。
最後に、AMAKUSA選手は「高橋殿の想い、実に伝わってはおりますが、我はNOAHジュニアの宣教者として、日本プロレス史上最大の夜に日本一になるため、高橋ヒロム殿に挑戦いたしました。我がやらなければ誰がやる！残り6日、覚悟を持って向かってまいります」、高橋選手は「俺はあの日、約束してから10年ですかね、ずっとこの日を待ってたんですよ。それがたまたま今回だっただけで、チャンピオン同士の戦いではありますけど、それ以上の想いが俺のなかにはあるんですよ。先程、話したのがすべてです。めちゃくちゃワクワクしてます。この日を待ってました」と言葉を残し、両者会場をあとにした。
2月15日夜6:00-8:00、ABEMA格闘チャンネルにて生中継
▼「chocoZAP presents KEIJI MUTO GRAND FINAL PRO-WRESTLING“LAST”LOVE～HOLD OUT～」
2月21日(火)昼4:00～、ABEMA PPV ONLINE LIVEにて独占生中継
(※配信時間は前後する可能性あり)
詳細はこちら：https://abema-ppv-onlinelive.abema.tv/posts/38429487
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