多部未華子 冒険するなら「海外を一人旅!」
私は何も考えずに前に進むカレーパンマンのような性格
――アフレコ当日は、スムーズに行きましたか?
当日スタジオ入りしてから、まずは一つ一つのシーンの説明があるのかなと思っていました。それがスタジオに入ったら、すぐにブースに入って「はい、本番!」ってどんどん進んでいって。アフレコに入るまでがあまりにもスピーディーだったので、気持ちを落ち着ける暇もないくらいで、ちょっとビックリしましたけど(笑)。トントン拍子で進行していくので、必死でついていきました。
――初めての声優に挑戦して、全てが勉強になることばかりだったのでは?
そうですね。声だけのお芝居は、普段のお芝居とは全然違ったので。“語尾までハッキリせりふを言う”とか、“滑舌よくしゃべる”など頭では分かっていることでも、実際にやってみると簡単にはできないんですよね。「アンパンマン」のキャストの方は大ベテランの方たちばかりで感情を込めながらも、ハッキリした滑舌でせりふを伝えることができるので、そういった技術面でとても勉強になりました。
――ちなみに、子供のころは、ブルブルと同じような部分はありましたか?
私、あまりブルブルの要素はなくて。カレーパンマン派なんです(笑)。どちらかと言えば、何も考えずに前に進むカレーパンマンのような性格なので…。私の周りもカレーパンマンみたいなタイプが多いかな。悩んでるウジウジくんはいないです。
――子供のころはどんなお子さんだったんですか?
家にいるのが大好きなインドア派でした。完全にテレビっ子でした。子供のころの冒険エピソードといえばお祭り。家族でお祭りに行くと、私は必ずどこかに行ってしまって、迷子になっていました。人見知りもしなかったので、知らないおじさんに抱っこしてもらって、かわいがってもらっていたみたいです(笑)。
――それはかなりの大冒険ですね(笑)。では、これからしてみたい冒険はありますか?
一人旅に行きたいです。一人で行って、現地で友達と合流するということはありますけど、これまで一度も一人で旅行したことがないんです。旅の手配は一人でできますが、友達や家族を誘って必ず行ってました。もし一人で行くとしたら…? どこがいいかなあ…。あ、ドイツを観光してみたいです! ロマンチック街道やお城など観光地を散策できたら、楽しそうじゃないですか。
――旅先では冒険してみたくなるタイプですか?
そうですね。海外だと強気になれるタイプかも!(笑)。買い物を一人でしたり、現地の人とコミュニケーションをとろうと話し掛けたりもしますし。ブルブルみたいに旅先で躊躇しちゃうことはないかもしれませんね。
――最後に映画を楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いします。
私の友達の子供がちょうど2歳で。友達の家に遊びに行くと、「アンパンマン」を夢中で見ているんです。ホント、食いつき方がすごくて!(笑)。そんな姿を見ていると、「私も子供のころ、こんなふうにテレビにかじりついて見ていたんだろうなあ」って思いました。友達が「この作品で映画館デビューをしたい」って言ってくれているんですが、冒頭から歌が流れるなど、楽しい仕掛けがいっぱいで、ワーワー騒ぎながらみんなで見るのにぴったり。もし泣いちゃったらどうしよう…という心配はしないで、ぜひお子さんと映画館に足を運んでいただきたいです!
「それいけ!アンパンマン ブルブルの宝探し大冒険!」
7月1日公開
配給:東京テアトル
原作=やなせたかし/監督=矢野博之/声の出演=多部未華子、天野ひろゆき、ウド鈴木、戸田恵子、中尾隆聖ほか
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