射の美しい演出に感動
――弓道は相手がいない武道です。自分との戦いとも言えますが、作品、役を通して感じたことは何がありますか?
市川:僕も弓道って個人競技だと思っていたんですよ。自分との戦いだと、今でもそういう気持ちはあります。でも「ツルネ」ではずっと団体戦を描いていて、誰かのために弓を引くのもひいては自分のためになるんだというのが見えてきて、弓道に対する印象はずいぶん変わりました。特に第2期は誰もがみんなのために弓を引いているし、みんなが自分のために引いている。一見個人で引いているように見える辻峰もやっぱりみんなのために引いて、そこが成長につながっているんですよね。
近藤:実は僕の親戚筋は結構弓道経験者が多いんです。自分はやっていなかったんですが、家族の弓を引く姿は凛としているなと思って見ていました。「ツルネ」はそうした弓道の凛とした雰囲気、自分と向き合う心理的な部分を、とんでもなく美しい絵で表現しているのがすごい。とにかく美しくて言葉が出ませんでした。
福山:僕は弓道に触れたことはなく、身近に経験者もいなかったので実際の感覚というのは分かりませんが、声優という道を通して僕らも求道的には生きているかもしれないですね。あ、漢字が違いますか(笑)。
上村:似ているという意味では僕も思うところがあって、風舞はみんなで引くことの意味を考えて、前の人の息が次の人の息に連鎖していくという息合について見つめ直しましたよね。僕らもアフレコのときはまさにマイク前で台詞をつなげていくので、気持ちの部分での共通点をすごく感じています。つないでいく緊張感もあるし、つないだからこそ良いものが生まれるという。これは弓道の作品だからこそより感じられることだったと思います。
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▼『ツルネ -つながりの一射-』作品ページ▼
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