踏切越しの二度目の告白に感動!
深夜との関係を大切にしつつ、鈴と一星は2人の恋を深めていった。
鈴が星空を見上げて一星との出会いを思い返していると、一星からも出会いの日を振り返るメッセージが届いた。たわいもない会話のあと鈴は「会いたい」と送るが返事はない。しばらく歩いて再び「一星に会いたい」と送り、ふと目線を上げた先に一星がいた。
その場所は、第2話で一星が告白した踏切。そのときは「雪宮鈴、好きだ」だったが、今回は「雪宮鈴、愛してる」と手話で思いを明かした。鈴は「私も一星を愛してる」と返し、一星の胸に飛び込み、2人はキスをした。
思いを深めた2人が同じ場所で改めて思いを伝えあうのは、感動的だった。
ラストは、1年後。医師として一人前になるために尊敬する鈴の元を離れた深夜や、支店を出すことになった千明の会社の様子、スーパーで働くことになった伴の姿などを描いていった。
鈴が務めるマロニエ産婦人科医院の看護師長・犬山(猫背椿)が「物事には始まりと終わりがある」と言う場面があったが、始まりと終わりを繰り返して人生が続いていくことを捉えながら、幸せに歩み出していることに心が温まる。
そして海に近い家で一緒に暮らしている鈴と一星も。深夜からイカの贈り物が届き「イカ臭いよ~。青森ならリンゴにして欲しかった」と毒舌を吐く鈴にクスっとしながら、2人はそれぞれ仕事に向かう。美しい海を背景に、鈴はバス停へ、一星は自転車でと2手に分かれて終わりかと思いきや、戻ってきた2人が抱き合い、キスを。
2人の始まった愛が終わることなく続いていくことを感じさせるエンディング。そして登場人物誰もが迎えた幸せな結末に余韻が深まり、タイトルがTwitterのトレンド上位に浮上。「めちゃめちゃにハッピーエンドでよきよき」「最終回号泣した」「美しい作品」「絵のように美しいラストシーン」など反響を呼んだ。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
TCエンタテインメント
発売日: 2023/07/12