佐々木蔵之介、吉高由里子“紫式部”の夫・藤原宣孝を演じる「夫婦として過ごした時間に想像を膨らませています」<光る君へ>
佐々木蔵之介が、2024年放送スタートの大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合ほか)に出演することが発表された。吉高由里子主演、大石静が脚本を務める同ドラマは、紫式部を主人公に、変わりゆく世を自らの才能と努力で生き抜いた女性の愛の物語。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を書きあげた女性の秘めた情熱と想像力、ひとりの男性への思いが描かれる。
佐々木は、“紫式部の夫”藤原宣孝を演じる。紫式部(吉高)の父・為時(岸谷五朗)とは職場の同僚で同年配の友人どうし。世知に長け、鷹揚な性格の男性。まひろのことは幼い頃から知っており、よい話し相手となって温かく見守る、という役どころだ。
演じ甲斐のある役になるなと直感しています
――演じる人物の印象と意気込みをお聞かせください。
紫式部は藤原宣孝と結婚し、一女を授かるもわずか2年数カ月で宣孝が病に倒れ逝去。夫の死後「源氏物語」の執筆、とあります。二人の出会いや、短いですが夫婦として過ごした時間に想像を膨らませています。今作での藤原宣孝は「世渡り上手で華やか、押しの強いキャラ」らしく、これは絶対面白くて演じ甲斐のある役になるなと直感しています。
「役作り」と称して所縁のある地をあちこち訪ね歩きました
――大河ドラマの出演歴や思い出などを教えてください。
「風林火山」(2007年)で真田幸隆、「麒麟がくる」(2020年)で豊臣秀吉、どちらも戦国時代の武将を演じさせていただきました。旅好きなので、大河の撮影にあたり、「役作り」と称して所縁のある地をあちこち訪ね歩きました。時を越えて過去に思いを馳せながら、地元のお料理やお酒をいただく。これが私にとっての大河ドラマに出演する醍醐味であり、ご褒美でした(笑)。