僕と同じような役者は他にいない
――先日テレビ番組(「兼近&真之介のメシドラ」)で「バラエティーで楽しくしているとドラマや映画で明るい役ばかり来るのが悩み」とお話しされていましたが、これから演じてみたい役はありますか?
イメージと違う役というか、物語の最後で裏切るような役もやりたいですし、いつもふざけて見えるからこそ真面目な恋愛ものもやりたいです。
――では俳優として、ご自身の強みだと思っているところは?
それ自分で言うんですか?(笑) うーん…僕と同じような役者は他にいないと思ってます。ムロ(ツヨシ)くんもイメージ的には近いけど、世代が一回りくらい違うので。
――コメディもシリアスも、幅広い役柄を演じられるということでしょうか。
ただコメディって、実はイメージがない人が演じた方がギャップで大ウケするんですよね…僕はバラエティーでもSNSでも面白キャラだから、もちろんそれは好きでやっているんですが、結局根っから明るい人と思われているので…だからこそ今回の「夜叉ヶ池」みたいに、違ったイメージの作品にも挑戦していきたいです。
――30代も後半に差し掛かる年齢ですが、これからどんな俳優になっていきたいですか?
堤真一さんとか、古田新太さんを見ていると、めちゃくちゃ楽しそうで素敵だなと思うんです。舞台にも立ち続けて、それでちゃんとお客さんを呼べてて。生き方がカッコいいなと思います。今はまだ無理だけど、いつかお二人のようになれたらいいな。
今は仕事を選ぶというよりは、とにかく何でもやってみたい。もしかしたら、「何でもやる」が楽しくなっていくかもしれない。最終的には自然体で、そのときの自分に素直な役者になっていきたいなと思います。
PARCO劇場開場50周年記念シリーズ「夜叉ヶ池」
2023年5月2日(火) ~ 2023年5月23日(火) 東京・PARCO劇場公式サイト
https://stage.parco.jp/program/yashagaike
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