元子役の女性弁護士が脚本家の力を借りて闇を暴いていく劇場型リーガルミステリー「勝利の法廷式」(読売テレビ・日本テレビ系)。本作に出演する志田未来、風間俊介、高橋優斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)にインタビューを実施した。
今までにない法廷ドラマに
子役時代に培った演技力を武器に活躍する弁護士・神楽蘭を志田、蘭に法廷での筋書きを書いた台本を渡す脚本家・黒澤仁を風間、蘭を慕う新人弁護士・流川蒼を高橋が演じる。
志田:もらった台本を演じながら法廷に立つという、今までにない法廷ドラマ。かなり新鮮です。
風間:よく法廷を舞台に例えたりしますが、まさにそれが現実になるとは。ただそこまで黒澤に先読みができるのか。黒澤だったらやりかねないと思わす、底知れなさをうまく表現したいです。
高橋:法廷で取り上げる題材も面白いです。第2話でフードデリバリー配達員が主人公の物語だったりと身近なものなので、すごく興味が湧きました。
風間:蘭が台本を基に法廷に立っていることを知っているのは、蘭と黒澤、そして視聴者の方で。視聴者が共犯者になるという構図は面白いなと思います。
志田:今までにないドラマですよね。ちなみに法廷のシーンは、黒澤の台本通りにいかないときもあるんです。そのときに蘭の素や戸惑いが垣間見られたりするのですが、何だか何重にも役を演じる感覚に近くて。どう演じ分けていくか、今から楽しみです。
高橋:楽しみといえば、僕、スーツを着た社会人の役をするのが初めてなんですよ。それも27歳。うまくできるのか不安でもあって。
風間:不安なの?楽しみなの?
高橋:どっちも(笑)。真っすぐ突き進むのは流川と僕の共通点ですが、どう演じていけばいいか…
風間:そのままでいいと思う。
志田:高橋さんは流川に通じるところがあると思います。真っすぐな瞳で、どこか抜けていて(笑)。
風間:かわいげがあるところが流川っぽい。前向きですっとんきょうな雰囲気で演じてほしい。
演じる上での心配事も
蘭は脚本の力を借りて法廷に立つようになってから勝利続きに。
志田:法廷のシーンは緊張して上がらないように演じたいです。
風間:最初の頃は蘭だけが法廷用語を多用しているけど、そのうち僕らも話すようになる気がして…。かまないかと今から心配です。
高橋:心配事といえば、名刺をちゃんと渡せるかどうか。社会人としての作法が気になっています。
風間:それはきっと大丈夫。見よう見まねでやってみよう。
志田:法廷シーンのドキドキ感はもちろん、3人の緩い会話も笑ってもらえたらうれしいです。
※高橋優斗の「高」は正しくは「はしご高」
取材・文=玉置晴子