第4話(5月4日放送)のあらすじ
蘭(志田)は、ある特殊詐欺事件で逮捕された大学生・翼(奥野壮)の弁護を担当することに。翼は詐欺の末端である“受け子”で、一人暮らしの高齢者からキャッシュカードを騙し取ろうとしたのだ。接見のために警察署を訪れた蘭と蒼(高橋)は、刑事の北見(淵上泰史)から翼が容疑を否認していると聞かされる。翼は蘭と蒼に、求人サイトで見つけたアルバイトに応募して指示通りに仕事をしただけで詐欺とは知らなかったと語る。翼は、高額報酬に釣られた若者が知らないうちに詐欺に加担させられる“闇バイト”に手を染めてしまったと思われた。翼が何も知らなかったと立証できれば、罪には問われない。蘭は「一緒に頑張りましょう」と翼を励ます。
黒澤(風間)は蘭に、闇バイトをやっている人間のほとんどが詐欺と認識しているのが現実だと告げる。翼が嘘をついているのではないかと疑う黒澤に対して、蘭は翼の無実を信じていた。日本の刑事裁判の有罪率は99.9%であり、起訴されて刑事裁判になれば勝ち目はない。蘭たちは不起訴処分に持ち込む方針で、調査を進めるも思うように運ばない。そして翼は起訴され、蘭たちは0.1%の可能性に賭けるしかなくなる。そんな中、第一回公判が開かれる。黒澤は、傍聴席で女性の遺影写真を見ている青年・大貴(岩井拳士朗)に気付き不審を抱く。
証言台に立った翼は起訴状の内容を否認し、詐欺の認識はなかったと改めて主張。蘭は黒澤の台本に従って翼への質問を重ね、裁判は蘭たちの想定通りに進むかと思われた。しかし、検察官の堀内(阪田マサノブ)からとんでもない事実が明かされる。翼を救うための筋書きが根底から覆された蘭は、行き詰まってしまう。