スクールアイドルグループ・Liella!の3rdライブツアー、「ラブライブ！スーパースター!! Liella! 3rd LoveLive! Tour ～WE WILL!!～」が3月5日、ベルーナドームでファイナルを迎え、二期生メンバーが加入し9人となった初めてのライブツアーは大盛況で幕を下ろした。「ラブライブ！スーパースター!!」TVアニメ2期放送から登場した物語のカギになるキーパーソンであるウィーン・マルガレーテを担当した結那も、同ツアーにゲストとして14公演出演し初のライブパフォーマンスを披露して会場を盛り上げた。WEBザテレビジョンでは、「ラブライブ！スーパースター!!」の短期集中連載を開始。今回は、結那にウィーン・マルガレーテのこと、Liella!の3rdライブツアーのゲスト参加やこれまでの「ラブライブ！スーパースター!!」のTVアニメ放送の振り返りを存分に語ってもらった。
初めてのライブパフォーマンスは緊張よりも「気持ちよく歌えた」が大きい
ーー7都市14公演の3rdライブツアー、お疲れ様でした。まずは、このツアーを無事走り切ったいま感じていることを、言葉にしていただけますか。
走り始めたらあっという間だったな、というのが一番の感想です。自分の人生がガラッと変わるような貴重な経験をさせていただいたと思っているんですけど、正直「終わったー！」と力が抜けているというより、この今の素敵な経験をこれからどうやって大切にしていこうかなという気持ちです。物語がスタートしてきたんだなという「向上心の塊」みたいな状況になっていますね。
ーーそれはいいパフォーマンスができたという振り返りがあってのことでしょうか。
もちろん、自分の中での課題は感じているのですが、7都市14公演の3rdライブツアーとしては自分の中でやりきることはできたのかな、と思っています。最初の宮城公演は本当に階段を降りるところとかで足が震えちゃって、もういつ踏み外すかみたいな状態で、最後のベルーナドームの大きい会場でスッと立てるのかなっていう心配もあったんです。でも、立ってみて皆さんのことを見て歌った時に緊張よりも「気持ちよく歌えた」っていうのが一番大きかったので、そういった意味ではすごく成長もできたと思います。ゲストをまっとうできたかな、という感じに思っています。
ーー初めて結那さんが歌っているのを見たのは千葉公公演でしたが、結那さんが登場する4曲目にびっくりして。何が起きてるんだと(笑)
急に変わりますもんね。それを言ったら私もあそこが一番緊張してました。
ーーこんな序盤から登場するのかと。千葉公演のライブでは、足が震えて階段を踏み外しそうな人には全然見えませんでした。ツアーの中盤くらいから手応えを感じていましたか。
「初めてだったから」という言葉に頼りたくはなかったんですけど、やはり宮城公演の時はラブライブ！シリーズ自体のライブも初めてですし、自分の人生の中でも「一人で歌って踊る」ことも大きなステージに立つことも初めてでした。でも、中盤になるにつれて4公演、5公演、6公演とこなしているからこそ、それだけの経験値みたいなのを出さなきゃいけないと、逆にキュッと締まりました。「慣れてきたな」という感覚はなかったですね。「常にどんどんより良いものを見せていこう」というのに必死で。手応えというより「もっといけるんじゃないか」や「もっと伝えられるんじゃないか」と思っていました。
歌に乗せる“想い”の大切さを学んだ
ーーツアーが始まる前、「楽しみだったこと」「心配だったこと」「初めてステージに立ってみて得られた発見などはありますか。
まず、ツアーのお話をお聞きした時からすごく楽しみでした。何より、TVアニメでは最初は謎の少女から始まり、まだ本当に何もわからないところから始まったので、全公演を回らせていただけることを聞いて、やっと皆さんの前に行けるんだってテンションが上がって、すごくワクワクしていましたね。ライブをするっていうことが純粋に楽しみでした。でもある時、一人になった時に急にふと、まず踊れるかの不安と、その上で歌えるのか、両立できるのかということが心配になってきてしまって…。マルガレーテのパフォーマンスの美しさ、きれいな感じ、あとすごく脚も上がるので…。
リハーサルが始まって、いざ自分がパフォーマンスしてみたら思った以上にうまくいかず…。私は、ステージに立ったら緊張せずに意外といけるタイプではあるんですけど、リハーサルの時点で歌い始めてから緊張し出したっていうのが初めての経験で、「私リハーサルの状態でこれなのに、本番どうなっちゃうんだろう…」という心配がすごくありました。
ステージに立ってみて、公演ごとにここがうまくいったな、あれがうまくいったな、と思うことはあって、その時々の自分の一番を皆さんにも見せたいという想いが大きくなりました。何より一番大事だなと思ったのは、自分の内から出る“想い”がすごく大切なんだと感じました。「いつも失敗してたのに、今回はうまくいった！」と思っていても、そこに想いがないとお客さんには伝わらないし、人の心を動かすことはできないんだな思って。逆に「ここ失敗しちゃったな」と思っても、それより想いが先行してれば、失敗すら成功に変えていける力があるんだな、というのが今回、このツアーを通して一番感じたことです。
ランティス
ランティス
発売日： 2023/01/18
