「愛の不時着」などの大ヒット作品を次々に送り出しているスタジオドラゴンが制作し、「皇后の品格」「ペントハウス」などの脚本家・キム・スノクがクリエイターとして参加した韓国の復讐ドラマ「パンドラ 偽りの楽園」が、4月30日に最終回を迎えた。新事実の発覚とどんでん返しの連続で視聴者を驚かせ続けたストーリーは、最後の最後まで気が抜けない展開となった。(以下、ネタバレを含みます)
他人の命など何とも思わない夫・ジェヒョンにテラは…?
本作は、美しいセレブ妻・テラ(イ・ジア)が、完璧で幸せだった自身の人生が、実は夫・ジェヒョン(イ・サンユン)の歪んだ愛と欲望によって作り上げられたものだったと知り、私欲の為に彼女の人生を意のままにしようとした夫に立ち向かう姿を軸に展開されるサスペンス。ディズニープラスで全16話が配信中だ。
テラの本当の名前は“ムン・ハギョン”。少女時代、弟と共にある組織に拉致されて、殺人マシーンとして育てられていたが、組織から逃げる際、瀕死の事故に遭ってしまった。そんな彼女を助けたのがジェヒョンで、ある思惑から“ハギョン”の記憶を消して、自身の理想である美しい妻“ホン・テラ”として人生を操っていたのだ。記憶を取り戻し、この驚愕の事実を知った彼女は、自分の人生を意のままに操ってきた夫に怒りを爆発させ、彼に宣戦布告。攻防を繰り広げるが、ジェヒョンに捕まり、再び記憶操作をされて、“夫を愛する幸せな妻・テラ”に戻ってしまった…。
が、実は施術を寸前でまぬがれた彼女は、夫を油断させるために記憶操作されたフリをしているのだった。ハギョンは夫の会話を盗聴する中で、彼が違法な人体実験をしている研究所を、存在が明るみに出るのを恐れて爆破しようとしている事を知る。研究所内に居る弟・ハジュン(クォン・ヒョンビン)に逃げるように連絡し、爆破を阻止しようと現場に向かうが一歩遅く、炎上する施設の前で彼女は嗚咽した。施設内にはハジュンと共に、ジェヒョンたちの友人のキョジンや被験者たちも居た事を知りながら躊躇無く爆破を命じたジェヒョンに、テラはさらに復讐心をたぎらせた。
ジェヒョンの悪魔の本性が遂に暴かれる
念願の大統領の座を手にし、向かうところ敵無しとなった彼を、キョジンの母・ヨンフィが訪ねてきた。彼女はテラから、キョジンをジェヒョンが殺したと聞かされ、息子の敵討ちにやって来たのだった。ナイフを振りかざした彼女に、ジェヒョンは「刺す?オレを誰だと?」と本性を表し、「オレは死なない!ここまで来るのにどんな苦労をしてきたか。誰にも邪魔させない!」と、彼女を投げ飛ばした。倒れこむ彼女に彼は暴言を吐き、「式が終わるまで静かにしてろ」と縛り上げ、鏡に向かって笑顔を作って、新政権発足式の会場へのドアを開けた。
関係者とマスコミが大勢集まった会場の様子は、何かおかしかった。壁の大型スクリーンに目をやると、先程のヨンフィとの映像が流れていた。ジェヒョンの本性が遂に白日のもとにさらされた。無実を主張するジェヒョンだったが、決定的な証拠も公開され、もう逃げ場がなくなってしまった。
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/pandora-beneath-the-paradise
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