<どうする家康>米本学仁「有村架純さんはとても不思議な方でした」瀬名役・有村架純との共演について語る
殿が合間に掛けてくれた「頑張ってね!」に勇気をもらいました
――「鎌倉殿の13人」(2022年)で演じられた工藤茂光に続き、2作連続の大河ドラマご出演となりました。ご出演が決まった時のお気持ちはいかがでしたか。そして、無事収録を終えられた今のお気持ちはいかがですか?
先ず率直にうれしかったです!大河ドラマで演じられること、日本全国、老若男女沢山の人に届く作品を生きられるのは幸せなことです。そんな大河ドラマの中に必要とされるのが本当にうれしいです!おっきな『アイラヴユー』をまた一つ頂戴しました!「鎌倉殿の13人」に続き、今回も歩き方を大切にしたいと思い役に向き合いました。
日本刀を手に、差しながら歩くこと、その上で迫力を失わないことをどう両立させられるのかは簡単ではありません。迫力は一つの結果ですが、それは同時に想いや決意の表れでもあるので、山田八蔵の想いを損なわず、どう歩くのか(考証の先生に)ご相談させて頂きました。こういう問いに深い考察を経たお答えを受けられること、答えて下さる先生方がおられるのが大河ドラマのすごさの一つだと思います。
「どうする家康」では山田八蔵を生きさせて頂きました。とことん独りで生きることもありつつ、つくづく一人では生きていないんだと感じられることも沢山ありました。米本学仁から産まれる汗や重さ、大きさを活かして下さり、時には台本にない動きが湧いて出て来たのを助監督さんが「こういうことやりたいんじゃない?」と感じ取ってくれたり、監督も「それやってみましょう」と背中を押してくれることがありました。
そして松本潤くん、殿が合間に掛けてくれた「頑張ってね!」に勇気をもらいました。そんな皆さんに米本学仁は活かされて山田八蔵を精一杯、いやそれ以上に生きることが出来ました。なんか今書きながら泣けてきます。そんな当たり前ではない愛を届けてくれた「どうする家康」の皆様に感謝です。