「演者たちの男らしい熱量を感じ取ってほしい」
──いよいよ舞台が開幕します。1日2回公演の日もあり、体力的にも大変だと思いますが、公演中に心掛けようと思っていることはありますか?
アクションシーンが多いので、やっぱり体調面に気を付けたいです。異変を感じてからでは遅いので、ストレッチをしたり、夜は湯船にゆっくり浸かったりして、筋肉を休ませて体のケアをしっかりしていこうと思っています。
それとゲン担ぎではないんですが、舞台初日の朝は神社に行くのが恒例です。そこで共演者のみなさんも含め、無事にケガなく終われるようお参りします。今回も家の近所の神社で祈ってきます。
──公演中は、トークショーやお見送り会、サイン会(石垣公演のみ。パンフレット購入者限定)など、いろいろなアフターイベントも予定されています。以前の事務所にいたころと比べて、ファンと触れ合う機会は増えましたか?
そうですね。前の事務所のときは、僕自身はイベントやサイン会をやったことはありませんでした。舞台が終わった後に、ファンの方からお手紙を受け取ることはあったんですが、その際、こちらが一方的に話すだけで会話はNGでした。今はイベントなどで会話ができるようになり、ファンの方にも喜んでもらえていると思います。
今回はトークショーがありますが、裏話などをお話しするのが僕はけっこう好きです。その日の公演で起こったことをリアルタイムでお話しすることで、ファンの方と一体感が生まれると思っているので、そちらも楽しみにしてください。
──最後に作品の見どころを改めてお願いします。
2048年を舞台にした戦争劇ということで、もしかしたら怖い作品なのかなと思う方もいると思いますが、親子愛や友情、師弟愛などいろんな愛がテーマです。そこにはどんな葛藤があって、そしてどんな結末が待っているのかをぜひ注目して見てください。
脚本自体がおもしろくて、随所に伏線が張られています。「バイオロイドはなぜ造られたのか?」「バイオロイドを造って人間は何をしたかったのか?」などをひも解きながら、見てもらえると一層楽しめると思います。
あとは演者の熱量ですね。出演者は男性だけで、全力で取り組むアクションシーンが多いので、男らしい熱量を感じ取ってもらえたらうれしいです。
取材・文=河合哲治郎