弱り切った昂太の姿に絆される陽子…本当に関係修復なるか?
ある朝は凪の希望で雑煮を作った陽子。思い入れのある一品で、「結婚して初めてのお正月、覚えてる?」「同じことを思い出してた」と同時に思い出すエピソードがあるほどだ。
義母は雑煮に入れるモチを焼くのが好みだったようで、陽子が作ったモチを焼かないパターンの雑煮に笑ったという。「これはこれで美味しいわね」と言いながら、モチを焼く真壁家の味を教えてくれた義母。「結婚して誰も知らないこの街に来て心細かったけど、お義母さんはすごく優しくて、よくしてくれた」と改めて感謝する陽子に、昂太も「母さんも陽子に感謝してるよ。陽子さんのおかげだって、いつも言ってた」と静かに告げるのだった。
意気消沈した昂太の姿と、世話になった義母の死。大きな環境の変化によって、復讐に燃えていた陽子の心境に変化が見える。朝かかってきた弁護士からの電話に、「やり直すことにしたんです」とはっきり宣言。
縁側に腰掛けていた昂太のそばに陽子はそっと腰掛ける。昂太は陽子に手を重ねながら、「俺には陽子と凪だけだ」と決まり文句をこぼした。長きに渡って不倫を重ねながらの言葉とすでに知っている陽子だったが、おだやかに微笑む陽子。「ダメだ…止まんないよ」と再び涙をこぼす昂太と、やがて隣にきた凪の肩を抱く。改めて家族が1つになったかに思える姿だ。
不倫を疑うきっかけにもなったリップを人知れずゴミ箱に捨て、陽子は「やり直せる。もう一度」と心中で決意を固めた。しかし次回予告ではすでに、その決意が儚くも打ち壊される不穏ワードの連発…。陽子が窮地に追い詰められる次回第10話は、6月9日(金)深夜0時55分から放送される。