滝藤賢一、主演・横山裕にしか出せないオーラや芝居を絶賛「いい意味で『枯れの美学』を感じる」<帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし>
滝藤が「コタローの父」を分析
――コタローの父を演じている滝藤さんは、大声をあげていたり、暴れていたりするなど怖い印象があり、普段の滝藤さんのとは異なるイメージでした。
普段の僕ってどんなイメージなんですか?(笑)。
――落ち着いている大人の男性“イケおじ”“ザ・大人”というイメージです。なので、自暴自棄になり、子どもを怒鳴りつけるコタローの父を演じる滝藤さんを想像することがあまりできませんでした。
イケおじ(笑)。そう言っていただけてうれしいです。僕に感情をコントロールできる「ザ・大人」というイメージがあるとしたら、対比ではないですが、コタローの父を演じている時に「怖い」「普段とのギャップ」という印象を付けることができたのかもしれません。
せりふだけを切り取ると、コタローの父はコタローや自分の妻に対して、酷いことを言ってます。でも、彼は自分の中で感情をうまくコントロールできなくなり、心と体のバランスや家族との上手な距離感が取れなくなってしまったと思うんです。だからといって許されるわけではないですが。
本当はこんなことを言いたくない、こんな行動を取りたくないというものが前提にあります。素敵な家庭を作りたいという気持ちがある一方で、その気持ちに体も心もついていけなくなってしまう歯がゆさ、大切にしたい家族に暴力を振るったり、暴言をはいて、傷つけてしまい、どんどん自分や家族を追い詰めてしまう。今作ではそんなコタローの父の崩れていく様子や過程が大事だとを思って演じていました。
ただただ怒鳴っている悪い人だったら、この先、コタローとの関係に続きはないですから。コタローも父親に恐怖を感じながらも、どこかで「優しい父上」のイメージが残っていたからこそ、父親という存在にこだわり続けたんでしょうし。
――コタローの父とは真逆の印象かと思いますが、「とのさまん」に命を吹き込む時はどのような意識で演じられているのでしょうか?
とのさまんは、子どもたちが見る憧れのヒーローだと思って演じさせていただいているので、僕自身はすごく楽しいです!人気はないらしいですけど。
僕の子どもたちもとのさまんの歌を歌えるんです。前作も一緒に歌っていましたし、今作も覚えていたみたいで、口ずさんでいます。
毎週土曜夜11:00-11:30
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