山田裕貴主演の金曜ドラマ「ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の 第8話が6月9日に放送された。ついに未来編が完結。そこには感動の人間ドラマと予想外の結末があった。(以下、ネタバレを含みます)
元の世界に戻れるチャンスが訪れる
同ドラマは、同じ電車に偶然乗り合わせた見ず知らずの乗客たちが未来の荒廃した世界にワープ。元の世界に戻ろうとする姿を描く、完全オリジナルの予測不能なヒューマンエンターテインメントだ。地上波放送のほか、Paraviでも配信中。
主人公のカリスマ美容師・萱島直哉を山田裕貴、正義感あふれる消防士・白浜優斗を赤楚衛二、心根の優しい高校の体育教師・畑野紗枝を上白石萌歌が演じる。
また、大学院生・加藤祥大を井之脇海、ネイリスト・渡部玲奈を古川琴音、関西出身の専門学生・米澤大地を藤原丈一郎(なにわ男子)、医者志望の受験生・江口和真を日向亘、和真の恋人であり同じ高校に通う佐藤小春を片岡凜、冴えないサラリーマン・田中弥一を杉本哲太、一人娘を育てているキャリアウーマンの寺崎佳代子を松雪泰子と、若手からベテランまで個性豊かな俳優陣が顔をそろえる。
第8話は、現れた黒い歪みが元の世界に戻れるワームホールだと信じた優斗たち。加藤の先導で再びワームホールを出現させようと奮闘した。
優斗が直哉へ、約2分にわたる渾身の叫び
みんなで帰ることを一貫して目標にしてきた優斗。だが、元の世界に戻ったとしても、その3年後に隕石落下による大災害が予想されていることでこのままいれば命はあると考える玲奈や、妊娠中の小春らは危険を冒して過去に戻ることに消極的だった。直哉もその一人だった。
そしていよいよ帰れるかもしれない時間が迫ったとき、「白浜、もし戻れたら、弟だけ頼んだ」と言う直哉。「早く行け」と続けたが、その場に一緒にいた紗枝、和真、立花(大西礼芳)は動くことができなかった。
すると優斗が胸の内を叫んだ。「もう他人じゃない」というサバイバル生活を乗り越えてきた同志として育まれた思い。また、「弟さんを助けられなかったことの絶望から逃げ出してるだけじゃないのか」という説教。そんななかの本音は「この先俺たちはずっと思う。萱島さんはどうしてる。何で置いてきた。ホントは助けたかった。ずっと後悔する」だ。
直哉がいてくれたからこそ、これまで生きてこれたという優斗の熱い叫び。約2分に及んだその叫びの最後は「俺を信じろ」だった。
直哉の心は動き、「やれるだけ…やってみるか」とつぶやいた。この言葉は第1話から描かれてきた優斗の信条だ。熱いシーンに視聴者から「泣いた」という感想が寄せられた。
https://www.paravi.jp/watch/111494
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東京ニュース通信社
発売日: 2023/04/21