神木隆之介主演の連続テレビ小説「らんまん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)は第11週「ユウガオ」を放送中。寿恵子(浜辺美波)が稽古を重ねて準備している舞踏練習会の発足式当日が近づく中、寿恵子にほれ込む高藤雅修(伊礼彼方)の存在感も増している。(以下、ネタバレを含みます)
寿恵子にぞっこん「今すぐさらってしまいたか」
幕末から明治、そして激動の大正・昭和を舞台に、高知出身の植物学者・槙野万太郎が植物学の道を情熱的に突き進んでいく「らんまん」。第11週では、すべてを懸けて日本最初の植物学雑誌刊行に取り組む万太郎の姿が描かれている。
一方、寿恵子はクララ(アナンダ・ジェイコブズ)のもとで、ダンスの稽古に励んでいた。高藤のアプローチも、第48回で「あなたを人生のパートナーとして迎えたい」という告白以降、ますます露骨に。第51回では「本当は今すぐさらってしまいたか」「早(はよ)うあなたを横浜に連れていきたか」と熱烈な思いを隠そうともしない。
たった15秒の登場で…“朝ドラ受け”持ち切り
そんな高藤の存在感が特に発揮されたのが、第53回。寿恵子とクララが稽古する部屋にノックもなくドカドカとやってきて、有無を言わせぬ気迫で「ダンスの練習が終わったら私の部屋へ来てくれるか」と誘い、寿恵子が「はい」とうなずくと、目を輝かせ、うれしそうに「ワハハハ!」と豪快に笑いながら出ていった。相手のことなどまったく考えない傍若無人さと、寿恵子に心ときめかせる少年のような純粋さが入り混じった、実に高藤らしいワンシーンだ。
この回の登場はこの1度だけ、しかもわずか15秒ほどだったが、その存在感は強烈。視聴者からも「1シーンしか出てないのにすべて持って行った高藤ww」「高藤の高笑い怖かった」といった声が上がり、この日の放送後の「あさイチ」でも、「高藤さんがフラれるカウントダウンに入りました」(博多華丸)、「明日でしょうか、あさってでしょうか」(博多大吉)と、高藤の話題で盛り上がっていた。