“アベンジャーズ”の創設者であるニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)が主人公の新ドラマ「シークレット・インベージョン」の第1話が、6月21日に配信された。ニック・フューリーといえば、国際平和維持組織「S.H.I.E.L.D.(シールド)」の元長官として、多くのヒーローを“アベンジャーズ”にスカウトし、さまざまな戦いの裏で暗躍してきた重要人物だ。今作は数々の対戦で傷ついた多くのヒーローが鳴りを潜める中、元長官のフューリー自ら、新たな脅威に挑んでいく。第1話から衝撃展開の連続で、エンドクレジット約1分前には驚愕の出来事が…アメリカでは作品名などがTwitterトレンド入りする反響となった。(以下、本作第1話、一部過去作のネタバレあり)
業を煮やした若きスクラル人たちが地球侵略を計画
「シークレット・インベージョン」には、ウォーマシンことアイアンマンの親友で軍人のジェームズ・“ローディ”・ローズ(ドン・チードル)、フューリーの右腕マリア・ヒル(コビー・スマルダーズ)、映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」「ブラックパンサー」「ブラック・パンサー/ワカンダ・フォーエバー」にも登場したCIAエージェントのエヴェレット・ロス(マーティン・フリーマン)、そして新たにMI6エージェントのソーニャ(オリビア・コールマン)が登場。
また、「キャプテン・マーベル」の舞台である1995年以来、フューリーと親交のあるスクラル人のタロス(ベン・メンデルソーン)、その娘のガイア(エミリア・クラーク)、若きスクラル人リーダーのグラヴィク(キングズリー・ベン=アディル)も主要人物として、初回から登場している。
「シークレット・インベージョン」の基盤は、フューリーが“アベンジャーズ計画”を発案することになった映画「キャプテン・マーベル」にある。舞台は1995年、フューリーとスクラル人リーダーのタロスは、まだ自分が地球人だったことを知らずにクリー人の特殊部隊に所属していたキャロル・ダンバース/のちのキャプテン・マーベル(ブリー・ラーソン)が地球に落下したことによって、出会った。
当時のスクラル人たちは、長年のクリー人たちとの戦いによって住む場所を失い、安住の地を求めている状態。そして、タロスに地球を侵略する意志がないことを知ったフューリーとキャロルは、タロスと共にスクラル人が落ち着いて暮らせる土地を探すことを約束したのだった。
だが、故郷が欲しいというスクラル人たちの願いは現在もかなわず、多くのスクラル人たちは銀河系のあちこちで流浪の民として肩身の狭い思いをしている。中には地球でひっそりと暮らしているものもおり、そんな中の一人である若きスクラル人リーダーのグラヴィクは、痺れを切らしていた。なかなか約束を果たさない長老のタロスに不満を抱き、自分たちの手で状況を打開しようと計画を立てる。それが地球侵略だった。
見た目だけでは敵か味方かわからない、スリラー状態に
地球を侵略しようとしている相手の正体は最初から一目瞭然だが、防衛策を立てるのは簡単ではない。なぜならば、スクラル人は全員、目に捉えた相手そっくりに変身することができる擬態の名人だからだ。映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」(2019年)では序盤から登場していたフューリーと部下のヒルが、エンドクレジット後のポストクレジットシーンで実はタロスと彼の妻だったことが判明したが、劇中では誰もそのことに気付いていなかった。スクラル人の擬態はそれほど精度が高く、見抜くのが難しいのだ。
今作の第1話でもCIAエージェントのロスが高所から落下して死亡したが、彼を救出に来たマリア・ヒルの目の前でスクラル人の姿に戻る…という衝撃の幕開けをした。しかもロスを追跡していた男の正体が実はタロスで、地球人にとっての脅威はロスの顔をしていた男ということになる。
つまり、今回の戦いは、外見だけでは敵か味方かの判断ができないということだ。しかもすでに相当数のスクラル人が地球に潜伏しており、グラヴィクらが隠れているモスクワの集落だけでも500人以上が暮らしているという。その中で戦士に志願した者は、誘拐してきた地球人の姿と記憶を与えられ、堂々と街に出掛けていく。その戦士の中にはタロスの娘・ガイアもいた。
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