モーニング娘。'23が6月23日に東京・日本武道館でコンサート「25th ANNIVERSARY CONCERT TOUR 〜glad quarter-century〜at 日本武道館」を開催し、5月に加入した17期メンバーをお披露目した。
新メンバーの担当カラーと愛称(呼び名)も決定
開演時間になり、譜久村聖、生田衣梨奈、石田亜佑美、小田さくら、野中美希、牧野真莉愛、羽賀朱音、横山玲奈、北川莉央、岡村ほまれ、櫻井梨央がステージに現れ、「Happy birthday to Me!」でコンサートがスタートした。「Are you Happy?」「花が咲く 太陽浴びて」など5曲を披露した後、最初のMCコーナーで、5月に新加入した“17期メンバー”の井上春華と弓桁朱琴(ゆみげたあこ)がお披露目された。
「京都府出身、高校2年生、17歳の井上春華です。最近覚えた難しい言葉は『乗り越し清算』です。よろしくお願いします」と井上が挨拶すると、大きな歓声と拍手が響いた。メンバーカラーは「ミントグリーン」と発表すると会場はグリーン一色になり、その光景を見て「田んぼみたいです」という感想を伝えた。ファンやメンバーに呼ばれたい名前(呼び名)を聞かれると「私は“はるさん”って呼ばれたいです」と答えた。
そして、弓桁は「静岡県出身、中学3年生、14歳の弓桁朱琴です。私の自慢はキレの良いラジオ体操です!」と自己紹介とあいさつを行い、メンバーカラーは「ピュアレッド」と伝えた。会場が真っ赤に染まり、その光景を「マッチ」と燃える炎にたとえた。呼び名に関しては「私は“ゲッター”って呼んでほしいです!」とファンに伝えた。
譜久村「ギュギュッとつめて歌うことができて楽しかった」
新メンバーの2人を送り出した後、北川が「ここからは25年の軌跡を感じられるメドレーをお楽しみください」と伝えて、歴代楽曲メドレーの前半がスタートした。1998年の「モーニングコーヒー」に始まり、「抱いてHOLD ON ME!」「真夏の光線」「LOVEマシーン」など、2010年の「青春コレクション」まで16曲を一気に聴かせた。
「普通の少女A」などを挟み、「この地球の平和を本気で願ってるんだよ!」から「Swing Swing Paradise」まで2011年から2022年までの13曲をメドレーで歌い上げた。前後半合わせて29曲、46分を超えるモーニング娘。の歴史を辿るメドレーは圧巻。
譜久村が「モーニング娘。が25周年を迎えられたのは、ここにいる、そして応援してくれるみなさんのおかげです。ありがとうございます! 」とファンに感謝の気持ちを伝え、「25周年にこんなたくさんの曲をやっちゃおうぜ!ってなった大人たち。なかなかハードなものをくれたなって思うけど、それだけ私たちが信頼されてるってことだと思うんです。これだけの曲をギュギュッと詰めて歌うことができて本当に楽しかったし、1曲ごとに思い出がたくさんよみがえってくるんです。何年後かに、今日のことを思い出すんじゃないかなって思いながらライブをしていました」と怒涛のメドレーをやり切った気持ちを伝えた。
そして、「17期メンバーも加入して14人体制になって頑張っていく私たちですけど、25周年、まだまだたくさん楽しみなことがあると思います! ということで、みんなで気合入れしたいんだ」と呼びかけて、「モーニング娘。の未来に向かって、頑張っていきまっしょーい!」と全員で声を合わせて気合を入れた。
アンコールでは新曲「HEAVY GATE」を初披露。この曲を収録した『モーニング娘。誕生25周年記念ベストセレクションアルバム』が8月にリリースされることを発表。アンコールを含め、全45曲を熱唱。最後に再び17期の2人も登場し、14人で観客に「ありがとう!」と感謝の気持ちを伝え、手を取り合いお辞儀をしてライブの幕が下ろされた。
他に、ライブ中に「ハロー!プロジェクト25周年記念」新メンバーオーディションの開催も発表された。
◆取材・文=田中隆信
※山崎愛生の崎は正しくはタツサキ
UP-FRONT WORKS
発売日: 2022/12/21