乃木坂46・山下美月と鈴木仁がW主演を務める「さらば、佳き日」(毎週月曜夜11:06-11:55、テレビ東京系)が現在放送中。同作は、茜田千の同名漫画を原作に、ある地方都市に“新婚夫婦”として引っ越してきた兄妹と、その親や友達、職場や近所の人々など、二人を取り巻くさまざまな人間関係を描くヒューマンラブストーリー。頼りないが心優しい性格で、絵本の出版社で働く兄・広瀬桂一を鈴木が演じている。
WEBザテレビジョンでは、幼い頃から留守にしがちな両親に代わり、家事などをこなしてきたしっかり者で、保育園の先生として働く桂一の3歳年下の妹・広瀬晃を演じる山下にインタビューを実施。作品の魅力や、周囲からの反響、撮影現場でのエピソードなどを聞いた。
演じながら、作品の温度感に魅了され――
――出演が決まったときのお気持ちをお聞かせください。
お話をいただいたときに原作漫画を読ませていただいて、桂一と晃の間に生まれている絆や関係性が、すごく繊細に淡く美しく描かれている作品だなと思いました。これを実写化するのは大変なことなのではないかと思いながらも、ぜひやらせていただきたいと思いました。
――この作品の魅力はどんなところだと感じていますか?
温度感が独特の作品だと思っています。私が演じさせていただいている晃という役も、ちょっと冷たそうな儚い雰囲気がありますが、裏ではすごく情熱的。それぞれの登場人物が人間的に生々しく生きていて、その力強さは感じるけれど、それをすごく高い温度で描いているかといったらそうではなくて、気持ちよく爽やかに描かれているところが、個人的にすごく好きです。
――撮影現場の雰囲気はいかがですか?
監督や現場のスタッフさんも、この作品について本当に熱心に考えてくださっていて、正直私一人では生み出せないような感情も、現場で他のキャストさんやスタッフさんの意見を聞くことで、一つ一つ作ることができています。これだけ丁寧に作品作りをしてくださるチームなら、私も一生懸命頑張るだけだと思って、すごく安心して撮影しています。
「私も家事を頑張りました」後輩メンバーの言葉にキュン
――既に放送が始まっていますが、反響についてはどのように感じていますか?
放送が終わったら、大体いつもSNSなどで皆さんのコメント・感想をこっそり読ませていただいているのですが、スローペースでお話が進んでいくので、皆さんもじっくりストーリーに没入してくださっているのを感じて、それぞれの登場人物に寄り添ってみっちり感想を書いてくださる方が多くて、本当にうれしいしありがたいなと思っています。
――メンバーから、感想や反応はありましたか?
後輩メンバーから「見ます!」「見ました!」という声を聞きます。家事をするシーンが多いのですが、「ドラマを見て私も家事を頑張りました」と言ってくれる後輩もいて、すごくかわいいなと思いました。うれしいです。