TVアニメ「天国大魔境」(毎週土曜夜10:00-10:30ほか、TOKYO MXほか／ディズニープラスで定額制見放題独占配信)の最終話が6月24日に放送・配信された。マル(CV：佐藤元)がキルコ(CV：千本木彩花)を稲崎露敏(CV：中井和哉)の元から救い出し、2人は旅を再開。一方、学園では赤ん坊を奪われそうになったトキオ(CV：山村響)の体に変化が起こり、その後が描かれないまま終わりを迎えたことで、第2期に期待を募らせるラストとなった。(以下、ネタバレがあります)
キルコを追ってマルが大ろ過装置へ
同作は、「月刊アフタヌーン」(講談社)で2018年から連載されている石黒正数による人気漫画が原作。連載開始直後から話題を集め、2018年12月には異例の速さで「このマンガがすごい！2019」オトコ編第1位にランクインした話題作で、原作ファンにとって待望のアニメ化となった。未曾有の大災害から15年後、廃墟となった日本の地には“人食い(ヒルコ)”と呼ばれる異形の化け物が巣食い、人々は細々と身を寄せ合って生きていた。東京・中野で便利屋を営むキルコは、マルを「天国」に連れて行く、というボディーガード依頼を引き受け、マルと共に「天国」を探しながら旅していた。
一方、壁に囲まれた美しい世界で暮らす子どもたちの一人、トキオは「外の外に行きたいですか？」という謎のメッセージを受け取ったことをきっかけに、当たり前の日常に違和感を抱き始める、というストーリー。
露敏に会いに行ったキルコが二晩戻ってこず、心配になったマルは大ろ過装置へ。見張りをなぎ倒して建物内に入ったマルは、ある部屋のベッド上に両手を縛られた状態で全裸で寝かされているキルコを見つける。マルがドア口で佇んでいると、廊下の奥から露敏がコーヒーセットを載せたトレイを手に向かってくる。
マルに気付いた露敏は持っていたトレイを投げ捨て逃走。逃げる露敏を追うマルは、廊下の最奥で露敏を追い詰め、殴り倒した後に馬乗りになって殴り続ける。ぐったりした露敏を殴り続けていると、背後から現れたキルコに止められる。その後、大ろ過装置から離れ、河原に座りこんで弱音を吐くキルコに対し、マルは「これからは必ず俺が守る」と声をかけて慰める。そして2人は、当初の目的である“天国”を探す旅を再開する。
トキオの体に変化が…
一方、壁の外に出たミミヒメ(CV：福圓美里)ら4人は建物の周りを囲んだフェンスの外へ。初めての森を進む中、先に進もうとするタカ(CV：新祐樹)とアンズ(CV：松岡美里)を残し、ミミヒメとシロ(CV：武内駿輔)は途中で引き返すことに。
だが、どこまで歩いてもフェンスにたどり着けず森の中で迷ってしまう。施設では、猿渡(CV：武藤正史)や青島(CV：種崎敦美)らが混乱に乗じて園長(CV：磯辺万沙子)を裏切り、子どもたちを保護する計画を実行しようとする。猿渡がトキオの部屋を訪れ、トキオに赤ちゃんを返したタイミングで、園長が部屋に入ってきて赤ちゃんを渡すように要求してくる。拒否するトキオから無理やり赤ちゃんを取り上げようとすると、トキオの体に変化が起こる。
露敏が初めてキルコを見た時のおびえた表情の理由、キルコの体の秘密、天国の場所、トキオの体の変化、猿渡らの計画、園長の目的など謎が謎のまま終わったことに、SNSでは「はよ2期こい」「続きが気になりすぎる」「2期待ってます！」などと、続編を希望する声があふれている。
◆文＝原田健
※種崎敦美の「崎」はタツサキが正式表記
公式Twitter：@tdm_anime
権利表記：(C)石黒正数・講談社／天国大魔境製作委員会
■【公式】Disney+(ディズニープラス)で「天国大魔境」を見る
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/tengoku-daimakyo/
■【公式】Disney+(ディズニープラス)
https://disneyplus.disney.co.jp/
「天国大魔境」の他にも「東京リベンジャーズ」や「うる星やつら」「スパイ教室」など、国内アニメを多数ラインアップ
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