杉咲花&神木隆之介“神さま”“花さま”呼びに、佐藤二朗「楽屋でやってくれ!」
7月8日に公開初日を迎えた映画「メアリと魔女の花」の舞台あいさつが東京・TOHOシネマズスカラ座で行われ、主人公・メアリの声を務める杉咲花の他、神木隆之介、小日向文世、佐藤二朗、渡辺えり、大竹しのぶら共演陣と、米林宏昌監督、西村義明プロデューサーが登壇した。
本作はスタジオジブリ制作部門の解散後、新たに立ち上げたスタジオポノックにて米林宏昌監督が初めて手掛けた長編アニメーション映画。少女・メアリは7年に1度しか咲かない不思議な花「夜間飛行」を見つけたことで一夜限りの不思議な力を手に入れ、やがて魔法世界で起こる大事件に巻き込まれていく。
豪華キャストがそろう今作だが、アフレコをする際には、基本的に1人ずつの収録だったそう。
おとこ気のある少年・ピーターを演じる神木は、杉咲が吹き込んだメアリの声に助けられたと明かし、「花さま(=杉咲)の声の力を借りて、僕はピーターを演じ切ることができました」とコメント。
そして「花さまの声の素晴らしさを、皆さんも聞いたんですよね?」と会場に呼び掛けると、直前に本編を見ていた観客たちからは大きな拍手が起こった。
すると、佐藤から「神木、おまえは花ちゃんの優秀なマネジャーか!」との鋭いツッコミが。
これに対し、杉咲は「すべては神さま(=神木)の力です」ときっぱり。見かねた佐藤が「おまえら、楽屋でやれ!」と“強制終了”を言い渡すと、会場は大いに盛り上がった。
また、渡辺の“マシンガントーク”は終始絶好調で、自身が作品評を書いた本作のパンフレットを自ら売り込んだり、「宣伝しないといけないから!」とブログ用の写真を撮り始めたりとやりたい放題。
そんな1つのコメディー作品のような舞台あいさつの最後には、杉咲が米林監督と西村プロデューサーに手紙を読み上げるプレゼントが用意されていた。
「監督は取材やイベントの時に、“ジブリという魔法が解けて”と仰っていましたが、私はこの世界に、“スタジオポノック”という新たな魔法が誕生したと思っています」という杉咲からのメッセージに、米林監督は「感動しました」と涙をにじませた。
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