「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」公開記念舞台あいさつに日本語版声優陣が登壇 ハリソンからサプライズメッセージも
「インディ・ジョーンズ」シリーズ最新作「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」の公開記念舞台あいさつが7月5日に開催され、インディ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)の日本語版吹き替え声優を務めた村井國夫、宿敵・フォラーを担当した井上和彦、発掘屋・サラーを担当した宝亀克寿、そしてインディと行動を共にする少年・テディの声を担当した木村皐誠が登壇した。
映画「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」とは
「インディ・ジョーンズ」は、考古学者にして冒険家の主人公・インディが秘宝を求めて世界中を飛び回りながら、さまざまな危険や謎に立ち向かい冒険を繰り広げていく不朽のアドベンチャー・シリーズで過去作はディズニープラスで配信中。
最新作「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」では、“人類の歴史を変える力”を持つ究極の秘宝を巡り、インディの因縁の宿敵で元ナチスの科学者・フォラーと全世界を股にかけ陸・海・空と全方位での争奪戦を繰り広げる。
日本語吹き替え版の声優陣が舞台あいさつに登場
6月30日に公開を迎えた本作のヒットを記念して、日本語版の声優陣が舞台あいさつに登場。42年間インディ・ジョーンズの声を担当した村井は、本作が最後のインディへの声優ということについて、「本当にハリソンの声は長い間やっています。『スター・ウォーズ』シリーズのハン・ソロ役の声が最初なのですが、もう何本ハリソンの吹き替えをやっているかわからないくらい。40年以上ハリソンの声を演じてきましたが、一緒に年をとって、いろいろな道を一緒に歩んできました。呼吸とか表情とかもわかりますし、今は皮肉を言っているな、今はアクションのシーンだなというのが、声だけでわかります。今回、最後のインディということで寂しい思いです。ですが、あのお年でよく演じられたなと思いました。本当に演技がお上手で、僕たちにはとてもできないですね。インディそのもののようです」と、語った。
続いて、本作のヴィラン・フォラー役の井上は、村井と同じく、フォラーを演じるマッツ・ミケルセンの声優を多くの作品で務めてきた。「インディ・ジョーンズ」シリーズに出演するのは初となった井上だが、本作のマッツはいつもと違った様子だったようで、「今までのマッツさんは悪役が多いですが、これまでの悪役とは全然違う味を出しています。ただ悪いのではなく、自分の信念を突き進んでいく、悪いけど時々チャーミングなところとか、ちょっとドジなところが見えたりします」と、本作を振り返った。
さらに井上は、ポップカルチャーイベント「大阪コミコン2023」で、マッツがイベント参加のために来日したときに実際に対面したらしく、「僕は『ハンニバル』シリーズからマッツさんの声を担当していますが、『ドクター・ストレンジ』公開の際に、劇場でマッツさんと共にごあいさつをさせて頂いたときが初めての対面でした。マッツさんとバックヤードでお会いすると、“YOU ME!?”と気さくに話しかけてくださり、サインも頂きました」と話し、さらに「今年の5月に大阪コミコンでお会いした際も、ステージが終わって僕を見つけるなり、“MY VOICE!MY VOICE!” と寄ってきてくださいました。そして、今回マッツさんはドイツ語を話しているのですが、僕に“君もドイツ語を話したのか?難しかっただろ?”と言われていたので、そこも見て頂けたらなと思います(笑)。本当にチャーミングでかわいらしい一面もあり、もちろんかっこいい方ですので、また声を担当できてうれしく思います」と、貴重な対面秘話を明かした。
そして、ファンからの人気も根強いサラーの声を担当した宝亀は、「初めてのサラーなので、過去の『インディ』シリーズを穴が開く程見て研究しました。インディとサラーは、積み重ねてきた友情やあうんの呼吸があって、サラーも考古学を好きで発掘や研究もしているので、その雰囲気を意識しました。今回インディ最後の冒険物語に参加できたことは、すごくいい思い出になりました」と、シリーズへの思いを語った。
最後に、インディの相棒役で「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」でキー・フォイ・クァン演じたショート・ラウンドを彷彿とさせる謎の少年・テディの声を担当した木村は、「すごく難しかったです!インディといえば壮大なアクションが多いので、どこにテディがいるのかと映像の中を耳で探しながら、息遣いやせりふを言いました。他のキャストとの距離感を大事にして、ヘレナやインディとの関係性も意識しながら、収録をしました」と、アフレコ当時のことを振り返った。
https://www.disneyplus.com/ja-jp/franchise/indiana-jones
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