日本初上演、上田竜也主演舞台「After Life」の公開ゲネプロ・取材会が、7月7日に東京・新国立劇場 中劇場にて行われた。“人にとって思い出とは何か?”という普遍的なテーマを、主演の上田、共演の相島一之、野波麻帆、味方良介、森準人、大崎凛、斎藤瑠希、大鷹明良、高橋惠子ら個性豊かなキャストが演じる。取材会には上田、相島、高橋、演出を手掛けた河原雅彦が登壇し、本作のストーリーにまつわるトークを展開した。
「After Life」ストーリー
5人のガイドが待つ空間に迎え入れられた死者たち。死者たちは、1週間のうちにガイドの導きで生前の大切な思い出を一つ選び、ガイドがその思い出を再現。
選び出した大切な思い出の中で永遠の時を過ごすことを告げられる――。
ガイドに導かれながら、それぞれに思い出を選んでいくが、その中に思い出をいつまでも選べず、独り悩み続ける老人がいた…。
彼を担当するガイドの2番(上田)は、なんとか助けようと彼の過去を調べるうち、ある事実にたどり着く。1週間の期限を迎え、それぞれが迎える結末とは――。
上田竜也ら登壇者が選ぶ“たった1つの思い出”とは?
本作では、死者たちが自身にとって大切な“たった1つの思い出”を選択する。その物語にちなみ「今の状態で大切な思い出を選ぶとしたら、どんな思い出を選びますか?」という質問が。
上田は「俺はね、雑誌とかでも言ってるんですけど、やっぱりKAT-TUNのライブ中かな!」と即答し、「KAT-TUNのライブをしてて、(ストーリー上、1シーンしか選べないので)ファンの方々と1つになって盛り上がってる瞬間」とその景色を思い出すかのように優しい表情で明かす。
しかし、続けて「ちょっとこっちの人数が6、5、4、3と欠けてるのでこっちは要検討しないといけないです(笑)」とKAT-TUNならではのエピソードで会場の笑いを誘った。
高橋は「私も舞台のそでから客席と、演じている人たちを見ている瞬間。(自身が演じているわけではなく)裏から見ている感じ…みんなすごくすてきじゃないですか」と、相島は「私は家族ですね。まだ、子供が小さくて、小学生の子供が2人いるので、子供2人とカミさんと、犬と猫が家にいる瞬間ですかね」と、思い思いの瞬間を明かした。
そんな中、河原は自身の誕生日が今日であることに改めて触れ、「この後行われるサプライズパーティー(笑)」と、共演者に笑顔とプレッシャーを与えていた。
仲むつまじい空気の中進んだ取材会。最後に上田は、「本当にまず、初日が無事に開くのか…まだちょっと分からない状態ですけど、20人以上のキャストの皆さんがいますので、本当にみんなで力を合わせて、河原さんにリーダーシップをとってもらって、しっかりと素晴らしい2時間30分を提供できるように僕たちも絶えず稽古を積んできたので、ぜひ楽しみにしていてください!」と呼び掛けた。