趣里、森山未來が塚本晋也監督の最新作『ほかげ』に出演「どうしても作らずにはおれなかった、祈りの映画」
趣里が主演し、森山未來が出演する、塚本晋也監督の最新作「ほかげ」が、11月25日(土)よりユーロスペースほか全国公開されることが決定した。(※塚本晋也監督の「塚」は、正しくは豕に点が入る)
終戦直後、生き延びた人々が抱える痛みと闇を描く
戦場の極限状況で変貌する人間を描いた「野火」(2014)、太平の世が揺らぎ始めた幕末を舞台に生と暴力の本質に迫った「斬、」(2018)、これらの流れを汲んで作られた本作品「ほかげ」。終戦直後、生き延びた人々が抱える痛みと闇を、民衆の目線で真摯に描き、戦争に近づく現代の世相に語りかける。
終戦直後の火と影の世界に生きる男女を演じた趣里×森山未來
主演は、2023年後期のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」のヒロインに抜擢された俳優・趣里。孤独と喪失を纏いながらも、期せずして出会った戦争孤児との関係にほのかな光を見出す様を演じ、戦争に翻弄されたひとりの女を表現する。
片腕が動かない謎の男を演じるのは、ジャンルに捉われない表現者である森山未來。飄々としながらも奥底に蠢く怒りや悲しみを表現する。
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