――本作を踏まえて、次にやりたい役や作品などはありますか?
土生:今度は真逆な役をやってみたいです。何かちょっと怖い人…?(笑) 今回の作品で言えば、(長濱)ねるとか、そういう今まで挑戦したことがない役をやってみたいです。
齋藤:具体的ではないんですけど、メンバーがまた全員出ていて、アイドルと学生を両立している人を演じてみたいです。今、私たちはアイドルをやらせていただいているんですけど、ドラマの中でもアイドルで。アイドルがアイドルを演じるというのも面白いかなと思っています。
土生:確かに面白いかも!
齋藤:また違ったアイドル像が見られそうだなと思います。あとは個人的には、「徳山大五郎―」で渡辺梨加がやっていたような、ちょっと変わり者っぽい役もいいですよね。
私は結構サバサバしていて、思ったことをパッと言えるタイプの人間で、「変わっているね?」とはあまり言われないので、何を考えているのか分からない役とか、表情の演技も重要だと思うので、やってみたいです!
――最終回までご覧になったところで、お二人が選ぶ“MVP”は誰でしょうか?
土生:役的にはねるですかね。ねるにはずっとだまされていた気がして(笑)。ねるが言う言葉一言一言が深かったので、ねるの存在は大きかったのかなと思います。
役を離れてメンバーそれぞれを見返すと、以前と比べて演技も上手になったというか、私が言える立場じゃないんですけど、せりふもスラスラと言えるようになっていたし、役に入り込めているなという感じが作品を通してありました。
齋藤:私は石森虹花です。メインの子が喋っているカットでも、後ろの方で演技が細かくて、目の演技も本当にすごくて、私は演技をやっていて入り込んでいるつもりでも、画面で見ると全然できていなかったり、意外と動きが小さかったりしていたのですが…。
虹花の演技は、生で見るとオーバーとは言いませんが、大きく動いているなあって見えたりもするんですけど、画面で見るとちょうどいいんですよ! そういう点でもみんなとはちょっと違うし、一番演技がうまいなと最初からずっと思っているので、やっぱりMVPは彼女だと思います。
7月19日(水)放送・最終話STORY
職員室に閉じ込められた生徒たちは再びタブレットからの1人5万「いいね!」の指令にうなだれるも、出席番号17番・葉山ゆずき(平手友梨奈)は意外にも最初にクリアしてしまう。
しかし、親友の14番・永嶺みこ(長濱)やみんなと離れ離れになる寂しさや怖さと、この数日間の出来事を思い出し、全員でここから出ることを決意する。
生徒たちは観客たちに必死のアピールをするが、やがてタブレットに寄せられたコメントの内容に違和感を抱き始め、誰かが操作をしているのではと疑問に思う。全員での脱出と生還を信じて、生徒たちは一斉に行動を起こし始めるが…。