松本潤が主演を務める大河ドラマ「どうする家康」と、佐藤二朗がMCを務める歴史番組「歴史探偵」がコラボする「家康VS.秀吉 どうする家康コラボスペシャル」が、8月23日(水)と30日(水)の2週にわたって放送される。放送にあたり、「歴史探偵」の河井雅也チーフ・プロデューサーがインタビューに応えた。WEBザテレビジョンでは、大河ドラマ「どうする家康」とのコラボの意図や、歴史番組を制作する側から見た大河ドラマ「どうする家康」の魅力などを聞いた。
大河ドラマをより楽しんでもらえるような内容になっています
――今回のコラボ企画の意図を教えてください。
「歴史探偵」と「どうする家康」は、これまでも何度かコラボをしておりまして、今川氏真役の溝端淳平さんや榊原康政役の杉野遥亮さんなど大河ドラマのキャストの方々にも出演していただきました。今回は、夏休みの期間ということで「歴史探偵」初の前編・後編で一つの企画を取り上げることとなりました。
前編では、小牧長久手の戦いを取り上げていて、ちょうど大河ドラマ「どうする家康」でも小牧長久手の戦いが描かれる週なので、大河ドラマを見た人がより深く歴史を知り、大河ドラマをより楽しんでもらえるような内容になっています。後編は、家康が天下人になっていく道のりを描いていますので、大河ドラマの予習として見ていただけたらとうれしいです。
新しい事実を探すのがとても大変でした
――徳川家康と豊臣秀吉は、史料が多く残されていると思いますが、番組を作る上で取り上げやすかったなどはありましたか?
家康や秀吉のように史料がたくさんある分、新しい事実を探すのがとても大変でした。今回の放送で言うと、前編で小牧長久手の戦いで堀を掘り下げるところを取り上げていますが、戦国時代に詳しい先生にお話を聞いて作りました。新しいことを見つける難しさはありますが、それが醍醐味でもあるなと感じています。
――歴史に詳しくない人にも分かりやすく伝わるように、見せ方で工夫していることなどはありますか?
取り上げる人物の中には肖像画がない人もいるので、アニメのようなイラストで表現するなど、分かりやすくイメージできるよう工夫をしています。